みなさんこんにちは。
技工士の飯塚です。
前回まで歯科材料について色々と書いてきましたが、ここらへんで初心に戻り「歯科技工士って何なの?」って事についてお話します。
そもそも歯科技工士って何なのか・・・。
まぁザックリ言えば歯科医院の裏でこっそり何かを作っている…
いやいや…コレだとちょっとあの…怪しくなってしまうので、ちゃんと決まった事で言いますと・・・。
歯科技工士とは、歯科医師が診断した歯科治療の計画に基づいて、患者さんに合わせた人工の歯や義歯、矯正装置などの製作を行う職業です。
その際にね、患者さんにとって最も適切なサイズ、形状、色調などを考慮して、多数の技術や素材を組み合わせて作ります
このパーツや素材なら、このワザ発動だな…的な。
色々な引き出し持ってます
また修理や調整もしますね。
修理といえば、餅・おせんべいを噛んだら入れ歯の歯がとれた…割れた。
ペットに噛まれて入れ歯の歯とれた…割れた。
洗濯機に入って壊れた…等々。
多少の歯がとれた割れたなら直せます
ボロボロになってしまうと…あの…スイマセン
また技工士ならではの「0」からモノを作り上げられる特権
コレ楽しいんですよ 「0」からだから 100%オリジナルですから。
プラモデルみたいにパーツを組み立てて形になるのとは一味違う。
ただプラモデルも楽しいんですよ実際。
昔よく並んで買って作ったなぁ…ガンダムとかガンダムとかガンダム!
スイマセン…戻します。
この患者さんならこのタイプとか、この人ならコレ適用とかないですからね。
洋服でいったらオートクチュールですなぁ…。
洋服や小物と違って、口の中のものだから目立たない…見えないからわからない…。
でも逆に、補綴物を入れていても気にならない…気になる事なく噛めている…。
そんな目立たないところに100%の力を発揮して、悦になれる職業が歯科技工士です
by飯塚