皆さん、こんにちは。
8月に入り暑い日が続いていますね。
暑いといっても、梅雨のような蒸し暑い日が多い今日この頃です。
石倉歯科がある高崎市では、今年は梅雨の時期に雨があまり降らず、夏日.猛暑日が多かったのでは?と感じます。
少し前なら気温が30℃を超えると今日も暑いなぁと感じていましたが、最近では驚かなくなってしまいました
慣れって怖いですね
さて先日歯科医院でのハンドピース(歯を削る機械)の使いまわしが新聞記事に載り関心を集めました。
当医院ではHPにも掲げてあるとおり患者様ごとに洗浄.滅菌を行っています。
使用している滅菌機もクラスB規格(世界で最も厳しいヨーロッパの滅菌基準)の物で、滅菌前、乾燥時に数回の真空状態を作って、あらゆる種類・形状の被滅菌物を滅菌できます。
患者様1人1人が安心して治療を受ける環境を整えています。
それでも何か不安な事、心配な事があればいつでもスタッフに声をかけて下さいね
そこで今回は何気なく耳にする、知っていそうで説明しずらい『滅菌』 『殺菌』 『消毒』についてお話ししたいと思います。
ある程度、漢字のニュアンスから想像も出来ますが、正確に区別する事は実は難しいと思います。
滅菌…ウィルスを含む全ての生物の細胞を1つ残さず死滅させること。
殺菌…対象物に付着する菌を殺す行為であり、殺す対象や程度を含まない。 極端にいえば10%の菌を殺して90%の菌が残っていても「殺菌した」といえるため、有効性に対する厳密な保証はない。
消毒…有害な微生物を死滅させるか除去して害の無い程度まで減らすか、毒性を無力化させること。
医療現場において使われる言葉は、『滅菌』『消毒』です。殺菌は効果の保証がないので、感染予防の意味合いでは使いません
さらに消毒は何をどの程度減らすかにより、高・中・低水準に分かれます。
高水準の消毒は、主に滅菌に向かない器具類に使われる事が多いと思います。
中水準の消毒は皮膚の消毒などに多く使われています。皆さんが良く知っている?注射をする際皮膚を消毒する、エタノールなどは、これにあたります。
家庭にある消毒薬に多く含まれるベンザルコニウム塩化物、クロルヘキシジングルコン酸塩などは低水準の消毒になります。
この他にも除菌などの言葉もありますが、こちらは菌を殺すことではなく、減らすことになるので水洗いでも可能になるので、医療安全の面からも十分ではありません。除菌→消毒。のようになります。
今日8月7日は暦の上では立秋です。
まだまだ残暑もあり、食中毒予防なども生活面で注意が必要です。
普段から手洗いをしっかり行うだけでも予防につながります
by.いぐ