こんにちは。
公認スポーツ栄養士の上原 寛恵です。
今回は「アスリートダイアリー」についてお伝えしたいと思います。
「試合や大会で最高のパフォーマンスを発揮して満足のいく結果を出す」
そのために、自分の体を理解してコンディションを自己管理するのが大切になってくることは知られていると思います。では、日頃からどんな自己管理をしていますか。
私がサポートしている実業団卓球チームには、アスリートダイアリーを使って自己管理をしてもらっています。
このダイアリーを付け始めてから、自分の体調変化がどうして起きているのかを知ることができるようになり、体重変動が起こりにくくなったり、不調に気づきやすくなって早期に治療をスタートすることに繋がったり、何より選手がコンディションを崩す事が減ってきました。
特に役立ったのが「体重・体脂肪率の記録」と「基礎体温」です。
体重・体脂肪率は測る習慣がないと、つい油断して食べすぎて体重が増えた結果動きが悪くなったり、食欲が落ちやすい夏などは減っている事にも気がつかず、体調を崩してパフォーマンスが発揮できない事にもつながります。毎日測ることができなくても、続けると自分の食事がたりているのかを数値で判断することができるので、体重の変化によってパフォーマンスを落とすことは防げます。
それから女性の場合は体調管理の指標のひとつに「基礎体温」があります。女性の体温はホルモンの分泌や量によって0.3~0.5℃程度の範囲で周期的に変化が起きて、この変化で月経周期が起こります。基礎体温をつけることで、生理周期のどこに自分が位置しているかを知ることができます。
この周期的な変化は気分や体調にも影響しています。(体重の変化、食欲増加、イライラするなど。)体調不良や、特有の痛みの出現が生理周期に連動していることもわかれば、整形外科的な痛みなのか、それとも女性疾患が絡んでいるのかなどもわかります。
そのほかにも、脈拍数、睡眠時間もコンディション管理をする上ではとても大切な指標です。
自分の心身の変化を記録していくことは、自分の調子を客観的に知る事につながって目標としている試合に良いコンディションで臨めることができるようになります。気づきのある選手は、その数値をみて自分の練習とのかかわりもわかるようになります。
もし、怪我や体調が崩れてしまってもこの記録を持ってドクターやトレーナーに相談することができれば早く直す事にもつながります。
特に体が成長段階にある女性ジュニアアスリートは、月経不順や疲労骨折、貧血などを起こすリスクが高くコンディション管理が大切な時期です。
実際に採血しないヘモグロビン測定器を使って貧血の指標となるヘモグロビンを測ったり、食事調査でタンパク質量やエネルギー量をチェックしてみると体調を崩しやすい選手は低い数値が出ています。
コンディションを整えたり故障を防ぐためにもまずは自分自身の状態を知ることが大事です。これに役立つのがアスリートダイアリーです。
チームやクラブで私を招致してくだされば、アスリートダイアリーの使い方と栄養セミナーを合わせて無料で行います。(交通費と宿泊費だけはご負担ください。)
アスリートダイアリーを活用して、女性として、アスリートとして、目標を達成するための自己管理をはじめませんか?


