こんにちは。

 

スポーツ栄養士 ANSER³ 上原です。

 

 

前に公認スポーツ栄養士の資格について書きましたが、今回は私が公認スポーツ栄養士を

 

目指したきっかけについて書きたいと思います。

 

ご興味のある方はどうぞおつきあいくださいませしあわせ

 

 

 

  私はスポーツ栄養士の資格を取る前に、入院中のジュニアから実業団まで様々な競技の

 

選手の栄養相談を受けていたのですが、選手から聞いた普段の食習慣は耳を疑うものばか

 

りでした。

 

 欠食・偏食は当たり前汗完全油抜きの食事、お菓子が食事代わり、野菜は食べない、肉は

 

太るから食べない、砂糖入りのジュースは毎日飲むけど果物ジュースにお金をかけたくない

 

から飲まない、間違った減量…などなど。

 

 厳しいトレーニングを積んでいる選手の体作りの基本は食事なのに、この現状は本当に

 

ショックでした。

 

中には成長期に間違った減量をして、何年も同じ故障を繰り返している選手もいました。

 

 

 

  そんな中で私にできることは無いだろうかと考え、スポーツ栄養を独学で勉強し選手に食

 

事指導を始めました。

 

するとある時、医師から

 

「短期間しか入院しないスポーツ選手に食事指導する意味あるの?

 

それに、にわか仕込みのスポーツ栄養の知識で選手に指導して、それを選手が信じてやっ

 

て、選手の大切な一生の責任を取れるの?無責任だよ」

 

と言われました。

 

  懸命に勉強して臨んだ栄養指導でしたが、的を得たその言葉に気持ちがモロモロと崩

 

れ落ちていったのをはっきりと覚えています。

 

ですが医師のこの言葉はスポーツ選手の栄養指導の経験がない私への激励ととらえまし

 

た。

 

 

  その後公認スポーツ栄養士の資格があることを知り、応募。受講が決まりました。

 

スポーツ栄養士の資格は最短 2年で取得できるカリキュラムですが、1年目は共通科目

 

の受講と試験、ベーシック講習会。2年目は専門講習会の受講と検定試験(口頭試問とイン

 

ターンシップのプレゼンテーション試験)。

 

  仕事、勉強と試験の両立は想像以上にきつく、本当に大変なものでしたが合格通知が届

 

きました。

 

この資格は周りの人の理解と支えがあり、そして私に決意をさせてくれた医師のあの言葉

 

があったからこそ全力で向き合え、貰うことができたものです。

 

  ですが、ゴールは合格することではありません。ここからがスタートです。ゴールは今の私

 

には敢えて作らないでおきます。ゴールを作れば自分を超えること、成長がなくなるから。

 

一つの答えが全てではないと思うからです。

 

まだまだ精進していかないとかお

 

 

  

 

  選手の「夢をかたち」にするために、選手のお役に立てるよう、そしてこれまでの感謝の思

 

いをこの仕事を通じてお返ししていきます。

 

 

  

                 

 

最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

 

ANSER³  上原