夢中で話して
ニコニコと笑いながら
たくさん話して
「服、見に行くけど行く?」
↑
「今までの私」ならもう絶対「今日は帰る」と言ってる。
話せたことで十分な気づきがあり
話せたことで、十分満足した。
だから今日はもう「これでいい」
そうやって、それ以上のものは受け取らないようにしてた
けどもうここから
全てのパターンを崩したくなった。
「あ、行く行くー」
そしてその後、二人で買い物に回る。
ロエベで肩に羽織った
ふわふわのコートや
ドルガバで
生まれて初めて履いたピンヒール
いつも使わない足の筋肉がキュッと締まったところとか
着心地と肌触り
新鮮さと斬新さ
丁寧な上質の空間
自分を「大切に」扱われる接客
そういうデータを
「ただの情報」としてではなく
肌身で
感覚で吸収し続けてみた。
子供の頃に連れていってもらっていた時とは全く違う。
皮膚が、肌が、プチプチ弾けてるみたいな
しゅわしゅわと泡立ってるみたいな
全く質の違う心地よさ。
ああ、こういうことを体感することって
今までずっと避け続けてきてたな。
自分が今来ているものが恥ずかしいとか
みっともないとか
こんな格好でここに来ちゃったとか
ちょっと気がそれたら
そんな風に思っちゃうところ
思う暇もなかった。
目に入るもの
肌に触れるもの
空気
匂い
色味
全身で触れ続けるもの
語りかけてくるものに夢中だった
試着、たくさんしました。
その感覚でい続けたから
別のところの回路が開きっぱなし。
試着を続けていてもうひとつわかったこと。
それは
「かっこいいぜっきー」に慣れすぎているってこと。
だから表情も「可愛くして」と言われると
全然出てこなくなる。
パール先生にも
「かっこいいに逃げる癖あるから、それやめよ」と言われ
「ハイ先生」と素直に従う。
↓これを着てから
↓最後にコレを着てみたら
全くもって、表情が違う。
感覚も違う。
自分の中に「全部ある」の意味は
コレからもっともっともっと、体感していく。
怖さを超え続ける。
ワクワクしないけど、でもどこかでわかってることをやり続ける。
そのチャレンジは
今、始まったばかり。
いくよ。
このピンヒールがいま、一番欲しいもの。
人生初のピンヒールは、ドルガバで買いたいな。