こちらの続き。

 

 

 

 

 

とにかく、長いです。

ゆっくり時間かけて読んでね。

 

 

 

 

 

【わたしの夏パキラ・その4  前編】


千秋楽。
待ちに待った
そして
来て欲しくなかったその日。


相反した裏腹な気持ちを抱えたまま


本日が人生初の観劇となる
パートナーJJと観た。







この夏パキラという舞台は
はじまりの「あの時」から


私の人生の転換点になったことは
間違いない。



オーディションに応募し
一次通過し
ふと「本読み会」をやろうと閃き



@italiaya0101
ミラノさんに連絡を取って


@aoi_star_angel
葵ちゃんの練習会を知り
何気なくインスタの経歴を開き


そこに綴られた
見慣れた劇団名に衝撃を受け


そこから、葵ちゃんとの再会の物語が始まった。



そして
その少し前にオンライン配信された


@naomi_kubota_369
パールちゃんのドラマ
ガールズトゥルーファッションで



強烈に私の記憶にインプットされた
@manda_mami423
萬田まみ、という存在。



また
Happyちゃんの深夜の「お腹すいた」配信にて
またしても強烈にインプットされた
@okirakumikaxoxo
ミカ、という存在。




全てが「夏パキラ」の
オーディションに向けて
一気に集結した。






私はこの舞台には選ばれなかった。
でも



久しぶりに呼び起こされた
「わたし」の中の演劇魂。



選ばれる、選ばれないということが
ジャッジメントではなく

ただ本当にそのときそのときの
一瞬が最適なんだと
心底感じる日々だった。



あの舞台に絶対に必要で
そして
あの舞台で「演者」をやることで
新たな目覚めとなる人たち。

それを目撃することで
目覚めにつながる人たち。




オーディション後に
急激に深いつながりとなった

@konomiakira
@aikashiguma
コノミとしぐちゃん。


ダンサーも
大好きな人たちが
どんどん名を連ねていて
嬉しくて


⁡そしてこの
オーディションから2ヶ月半。

たった、それだけの時間軸の中で


私は内側がまるっと入れ替わったかのように
変化変容した。
しかも、何度も。





千秋楽。


今日の舞台は
全てにおいてリラックスしていて
でも、一瞬一瞬を逃したくなくて


相反した裏腹な気持ちを抱えたまま


千秋楽の舞台の幕は、開いた。



続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【わたしの夏パキラ・その4  中編】


私は
千秋楽のこの回
最後の回


私が感じるのではなく
全てを
「わたし」に委ねよう、と決めていた。


+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:


実はこの1ヶ月近くの間
私は、夏パキラ関連の投稿を
全てミュートにしていた。





私は2021年の始まりから


闇落ちと
そこからの復活を
幾度となく繰り返していて
そのスパンの短さも異様で

とてもとてもとても
疲れていた。



「私には何もない」
「私は何もできない」


このふたつの言葉が
ずっと私の中にあり

私は過去の自分を紐解き
出会い直し
「究極の無価値観」なるものを
自分が抱えていることを自覚した。


#5月21日の投稿読んでね



何十回目かの闇落ちの時
ゼロ地点に戻すことを意識して
自分を緩めていた時


ふっと閃きが降りてきた


その閃きを行動に移した時
ありえない現実が
私の世界に起きた


飛び上がるほど嬉しかったし
安堵感を感じたし
「これでよかったんだ」と思った


ただしそれはほんのわずか
一瞬だけのこと


その後すぐに

「私でいいんだろうか」
「私がそこにいていいんだろうか」という
あたらしいエゴの声が
鳴り響き始めた


「私には何もない」
「私は何もできない」


その状態のまま
仲間たちに苦しさを吐露し
その都度
ちょっとゼロ地点に戻る

それを繰り返し続け

でもどうしても抜けきれなくて

苦しくて
辛くて


その間に
仲間たちはどんどん輝いていく

それを喜ぶ自分も確かにそこにいて

でも
「お前には何もできていない」という自分の声は
ずっと鳴り響き続け


そのふたつのせめぎ合いが
究極に至った時

私は自分の世界を守るため
インスタの投稿をミュートにした



その数日後に

私だけが、ひとつの前のフェーズにいること
そして
「もう一度自分とお話ししてどうするか決めて」という
メッセージをもらった。


ショックは全くなくて
「むしろそうだよね」と思い
ホッとして


私はその言葉でまた
ゼロ地点に戻り
自分と話し合い
新たな視点と気づきも経て


その機会を、今回は見送ることにした。


見送ったことで
私はやっと


中心点
ど真ん中に
自分の軸の棒を
ザシュッと、立てられた感じがした。




それが夏パキラ開演
1週間の出来事。





それまでの間
頭がずっと働きすぎていて


夏パキラ本番直前に
身体がガッチガチに固まり

ここ数年ずっと
私のボディメンテを
担当してくれている

@akiko_todate
TOBIRAの顕子さんが


開演前日、4時間かけて
ストレッチと矯正と
マッサージと
最終秘密兵器で(笑)


固まって縮こまっていた「わたし」を
ゆるゆるにほぐしてくれた

#顕子さんもHTLだよ



ゼロ地点。

心も体もゆるゆるになった状態で
わたしは
初日の夏パキラを観ることができた。


続く






 



【わたしの夏パキラ・その4  中編その2】


書ききれなくなったので
中編その2でお届けします



#中編その2って何だよ(笑)



ここで
私の世界に
突如として
現れた人物がいた




@kamicky7
マコちゃんである



初日の入場の時
なぜか
マコちゃんと前後になり


ぜっきーです、と話しかけて
握手した途端


二人の間に
言葉ではない「何か」が
伝わってきた

そのままハグしたら
ますますそれが
光となって
私の中に入り込んでくるのを感じた


挨拶しか、していない
お互いにお互いのことを
何も知らない


「すごいね」
「うん、すごいね」


それだけ言葉を交わして
席に着いたら
マコちゃんは私の斜め前の席だった


初日の夜公演の2階席も
マコちゃんと私は同じ列の並びだった


「え、こんなことある?」
「すごすぎるね」



一晩経ち
2日目の朝

「マコちゃんと話したい」
そういう声が私の中から聞こえ

マコちゃんにすぐ連絡して
昼と夜公演の間に


お茶することにした


+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:


マコちゃんとの会話は
それこそ、言語化ができないし
詳細をまったく覚えていない

何を話してこう言われた、ということが
ほぼほぼ表現できない


#記憶障害の私が言うのだから間違いない
⁡↑

私は「忘れることができない」という記憶障害を持ってます。

3歳くらいからほぼ記憶がある。

 


 



ただ

私の中に今ある苦しさや辛さや葛藤を
言葉にして伝えた時


マコちゃんという「存在」から
エネルギーを介して
わたしの中に伝わってきたものがあった




マコちゃんの視ている
「世界の視点の一部」を
見せてもらった


マコちゃんの「瞳」では
世界をどう視ているか

自分をどう視ているか

その意識はどう「ある」のか



マコちゃんの視点で世界を垣間見た時の
あの慈愛を
己に向ける慈愛の深さを




そして唯一

私の記憶に残ったマコちゃんの言葉



「私がいま
 
 思っていること
 感じていること
 考えていること
 
 今まではこれが「わたし」だと思っていた。

 でもね、違ったの。
 これは『本当のわたし』じゃないの」




この言葉に


私の中で
ずっと動かなかった
時計の針が
カチリ、と音を立てて


動き出すのを、感じた。




今までだって何度も聞いていた「はず」のこの言葉。

頭では理解していた言葉。

それが真の意味で
腹落ちしたのは

マコちゃんの言葉がきっかけだった。


+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:


マコちゃんという存在を経て
動き出した時計の針の音を

心地よく
自分の中で響かせながら

私は、番頭キンと2日目の夜公演を観た。




続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【わたしの夏パキラ・その4  中編その3】


#中編はいつまで続くんだ




私の中の「許可」は深みを増した。



私は見た目でも
圧の強さでも
しっかりしてて
どっしりしてて
揺るがないように見えるらしい


#そしてちょっと怖いらしい
#そして声かけにくいらしい



だけど
真面目で
弱虫で
臆病な「わたし」が常にいて


しっかりして
ちゃんとして
礼儀正しくすることで

その小さな「わたし」を隠そうとしていた。





だから終演後

いきなりいろいろすっ飛ばして
楽屋に走っていって
感動と歓びをみんなに伝えることも



つい数時間前の私なら

やってないことだし
できないことだし
無理だし
諦めてた



「出演者じゃないし」
「邪魔しちゃいけないし」
「部外者だし」
「怖いし」
「何言われるかわかんないし」
「嫌われるし」


そちら側の声を採用して
おとなしく、帰っていたと思う。


「キンと観れたから今日はいいや」という
9割の満足を抱えて。

1割の小さなわたしの望みの声を無視していた。



なぜ、100パーセント求めちゃいけないの?
それが「小さなわたし」の本音だった。




だから終わってすぐ
泣き続けるキンを引っ張って
楽屋に連れていったとき


「今この瞬間」の葵ちゃんと
キンをどうしても会わせたかったし


わたしも「今この瞬間」の
言葉にならないものを
伝えたかった

どうしても。




夏パキラで開かれたもの
夏パキラで揺り動かされたものが
眠りから目覚めたものが


あまりにもたくさんありすぎて
言葉にしきれなくて


わたしは語彙力を失いすぎて
「みんな大好き」しか言えなかった。


そうしたら
意図せず
全員からその場で「好き」を全力で返されて撃沈


#鼻血吹きそうでした
#みんな愛してます
#凪先生とごっつんこ



そしてその日の深夜。

日付が変わり
千秋楽当日となり

その瞬間は、不意に訪れた。


 

【ブログ追記】

 

本番3日間という

濃い時間の中で

私には次々と「予期せぬ出来事」が起こりました。

 

 

ただ2021年は

闇落ちとそこからの脱却と

とにかく、まあ

波がありすぎて

溺れかけてて

ずっと苦しい日々が続いていました。

 

 

周りの友達に

いっぱい助けてもらった。

 

 

なんとかしてここを脱却したいと思っていたけれど

もがいていたけれど

 

 

実はそれこそが宝であったと、気付くわけです。

 

 

このシリーズ1日で書いたんだけど

文字量がすごくて自分でも笑える(笑)

 

 

 

あと少し、お付き合いをばよろしくメカドック♫

 

 

 

 

▶︎わたしの夏パキラ 千秋楽への軌跡②へ続く