私は極度の「人見知り」だ。


キャラ的にそうは思われないことが多いから、いつもこの話をすると驚かれる。



人見知りというより、自分のテリトリー意識が強くて、滅多にその中に人を入れない。



HTLという自由な場所に身を置いていても、人見知りは一向に変わらなかったしそれでいいと思っていた。



 



だけどこの間

8時間連続インスタライブを決行し



初対面の人たちと
何の抵抗もなく、インスタライブ をやれた時


私の中が完全崩壊した。





もう、私が何を抱えていようが
何を持っていようが
私はそのままの私でいいんだ。


私は、わたしである。
それだけでいいんだと



強く強く強く
今まで以上に
より一層また
深いところで、腹落ちした。



底知れぬ無価値観を持っていようが
人見知りだろうが
太っていようが
成果が上がらなかろうが
お金が回らなくなろうが
人に嫌われようが




「何しようが、私はわたし。
 だからこのまんまのわたしを
 世界に魅せていこう」


そう、決めた。




それから2日。



昨日の夜23時のこと。





3回目の
夏パキラの台本読み会が終わり



その途中

ミラノさんから
連絡をもらっていた



 
葵ちゃんの「台本の読み方ZOOM講座」に
参加しようと思い


何気なく、本当に何気なく
初めて、葵ちゃんのインスタにアクセスした。






葵ちゃんの存在は
確かに、前から知っていた。




Happyちゃんのライブで
ダンサーとして活躍していたやばい人。
役者であること。



この時点で私は
現実の5パーセントでは
葵ちゃんと一切の接点を持っていない。




お互い、会ったこともなく
話をしたこともない。







葵ちゃんの投稿をいくつか読み


それから
何気なく


葵ちゃんのプロフィールを開いた。







そこに
衝撃的な「文字」を見つけた。











「劇団虎のこ」















話は20年以上前に遡る。






私が何のてらいもなく
演劇三昧を送っていた大学生の頃。





私の一つ下の学年に
大好きな役者がいた。




吉川裕朋。




彼は私の幼馴染の、高校の後輩でもありまた
子役から芸歴を積んだ役者でもあった。


私は彼の演技が大好きで
高校時代からずっと、彼の芝居を観にいっていた。


写真の課題に、被写体になってもらったこともある。





そしてもうひとり
金子裕。




大学時代に、吉川裕朋を介して出会った
文字通り「鬼才」の脚本家。





彼らが大学時代で会ったメンバーと創設した
少数精鋭の演劇集団。





それが「劇団虎のこ」だった。





虎のこ以前から

裕と裕朋の絡みが大好きで
彼らの芝居に、何度も足を運んだ。




裕のアテガキの脚本に
裕朋がさらに自由に
自分のテイストを載せていく。



幾重にも色が重ねられ
複雑でありシンプルで
でも、人の胸奥をに響きまくる



油絵のキャンバスのような
彼らの芝居。




中毒だった。

もちろん「劇団虎のこ」にも通いまくった。









葵ちゃんは
なんと
この



「劇団虎のこ」のメンバーだったのである。




 

 






私は
20年以上前から




葵ちゃんと、繋がっていたのだ。
「舞台」という場所で。









あまりにも衝撃的なこの再会に

葵ちゃんに即、メッセージした。




これだって、人見知りの自分のまま
行こうと決めていなかったら
絶対に、起こしていないアクション。




そこから
衝撃波を受けまくった
葵ちゃんから
即、電話がかかってきて




お互い
「初めまして」の挨拶もなしで(笑)


「ちょっと、ねえ!!!!!!! やばくない!?」から始まって

めちゃくちゃなテンションで
深夜、語りまくった。




「HTLで『虎のこ』の名前聞くなんて!!!!!!!!」








葵ちゃんは当時
本名で活動していたから
すぐピンとこなかったのだ。




名前聞いたら、すぐにわかった。

「あの子だ!!!!!!」








2人とも



学校も同じ。
学部も同じ。

学科は違えど
あの頃からずっと近くにいた。



葵ちゃんは私の近くにいたし
私は葵ちゃんの近くにいたし




同じ空気を吸って
同じ空間であの舞台を味わっていた。




舞台の、上と下で。
演者と客で。





私が
大学卒業したら
バイトしながら劇団続けたいと言ったら
親が号泣して
断念せざるを得なくて
諦め、手放したあの頃。



その夢を
引き継いでくれたかのような存在


『劇団虎のこ』に
思いを馳せ続けたあの頃。





そこに
葵ちゃんは「いた」。
いてくれた。








そして
このやばい出来事は
私だけに響いたのではなかった。







番頭キン。



私の右腕であり
私の大学時代の後輩であり
大親友であり
チームぜっきーの要でもある彼女。



彼女は
学生の頃
それこそ、私に引きずり込まれて
芝居の魅力に取り憑かれ




そこからの縁で
裕&裕朋の
芝居の舞台監督を務めていた。




『劇団虎のこ』は
私より、キンのほうがどハマりしていたくらい。
好きで好きで好きで仕方なかった。



 




深夜、いつもならキンは
絶対に寝ている時間だけれど


電話を切った後
興奮が収まらなくて
LINEした。



数分後
キンから返信が来た。


不意に目覚めたのだという。
(多分私がエネルギーで起こした・笑)




葵ちゃんの名前を伝えたら


「わかるよ!!わかる!!
 ずっとヒロインやってた!!」





 

 




そこから深夜お互い

泣きながらLINEした。





キンもあの頃
「舞台監督で生きていく」のを諦めたから。



 

 

 

 



身内の欲目じゃなくて

本当に才能あったし
その証拠に
ひっぱりだこで引く手数多だった。


やればやるほどどんどん
技術も処理能力も増していくし


口コミで評判が広がりすぎて

私でさえ
自分の芝居の舞台監督が
依頼できないくらいになっていった。


 



演劇界の沼に
引き摺り込んだ身としては
ほんっとに
「才能開花の瞬間」を見れて

 



とてもとてもとても誇らしかった。
嬉しかった。




だけど、私たちはそれぞれ

「現実という壁」に意識を向けた瞬間

 



「そんなに甘いもんじゃない」
「食っていけない」という理由
そこに屈して


諦めて、地元に帰った。



私は、もうひとつの夢に向けて動き出していたし
キンもまた、別の道を歩み始めた。





それが私たちにとっての「料理」だった。










あの頃
いつも夢をたくさん語っていたあの頃





いつか
演劇専用のビル建ててさ

1階にレストランかカフェ開いてさ
打ち上げとかいつでもできるようにしてさ

2階に稽古場で
3階に劇場でどう?

いやいや、いっそのこと
もうみんな泊まれるようにしちゃおうよ
じゃあ5階建て?




いつもいつもいつも、2人で語っていた。
アホみたいに語っていた。





制限のない夢を。
一切の限界のない夢を。





多分その頃のアイデアノートは。
実家のどこかに眠っている。





その一部分だけを「残し」た。

夢の一部分だけを。



 

 



全部を望んでいい「はず」だったのに。

叶えそうな
叶えられそうなところ「だけ」を残した。




二番目の夢。
いつかカフェをやる、という二番目の夢を
一番の夢としてすり替えた。




 



すり替えたのだ。





虎のこはもう随分前に解散していて

裕も、裕朋さんももう芝居はやっていなくて



葵ちゃんと
そうやってエゴキンにやられまくって
諦めた人たちがいっぱいいるよね、と話した。



好きなことだからこそ、エゴキンが大きいよね、と。




「お金にならない」
「芝居だけで喰っていけてこそ一人前」
「かけもちで仕事するなんてダメ」
「売れないと意味がない」
「求められていない」


そんな言葉に押しつぶされて
夢を諦めた人たちを
たくさん、たくさん知っている。



芸大という場所柄
そんな人たちばかりで溢れかえっていた。



私の同期でも

写真家として
めちゃくちゃ才能があったのに


喰っていけないという理由で
ただそれだけの理由で

辞めていった人を
手放していった人を

果たして何人見てきただろうか。








だからこそ
なおさら
この「意識の世界」のことを知れていることが嬉しいよね、と。

葵ちゃんと本気で語った。






私が
長年封印していた「夢の箱」を
もう一度開けようと決めた時


私自身の気づきの連鎖から
縛られていた鎖がバツン、と外れた時


私が
わたしの中を
何ひとつ、変えることなく
このまま進もうと決めた時


向こうから
想像なんて遥かにぶっ飛ばした
あり得ないギフトが
ばんばんやってきた。




今もやってきている。







世界は
宇宙は

こんな素敵な出来事を
私にもたらしてくれた。




そしてそれは
私だけでは、なくて




夏パキラの1次審査通過の連絡が来なかった時


葵ちゃんが
あの時、諦めていたら



この奇跡的な再会は起きていない。




ひとつでも
自分の気持ちに妥協していたら




このあり得ないほどの
懐かしさと嬉しさと歓びは
感じられない。


 





もうね
はっきりと

「自分の気づきは、自分1人のものではない」し
「自分の勇気は、自分1人のものではない」



これが
すごい勢いで
私の中に浸透していってる。



やばいよ。
やばいのよ。




どこまでも
自分の声に従うことの大事さ。



それは
わたしひとりのためじゃない。
あなたひとりのためじゃない。




 


世界中のためなんだよ。









 





私が
虎のこで
特に大好きだった舞台




「おんな」
そして
「道成寺」の舞台映像を

葵ちゃんが
一部送ってくれて



それ見てまた胸いっぱいで泣く深夜2時(笑)。





すでに夏パキラから
もうめっちゃくちゃ
いろんなもの受け取ってる。





ありがとう。

こんな素晴らしい企画を
そして毎日毎日味わえる出来事を
奇跡みたいなキラキラの夢を



与えてくれてありがとう、夏パキラ。



大好きすぎるほど大好きなHappyちゃん。
そして、nagiさん。


教えてくれてありがとう。




幸せが染みまくって嬉しすぎる朝。




そしてそしてそして


葵ちゃん!!!



再会に乾杯❤️






今日、ZOOMで葵ちゃんに会える。
すっごく、楽しみ♫