ブログ久しぶりになってしもうた。
わっさわさと神ハヤシ作ったり、送ったり、書き出しワークの参加者に継続の特典送ったりしてました。
おかげさまで第一弾の神ハヤシ
めっちゃくちゃご好評いただいております。
嬉しい感想たくさん届いてます。
本当ありがとねー♫
特にご家族で食べてくださった方、ご主人やお子さんが大喜びとの談。
その言葉だけでもう、生きていてよかったとさえ思う。
明日から第2弾、仕込みスタートです。
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・私にできること。
・私にしかできないこと。
・私がやりたいこと。
・私がやらなくていいこと。
この4つを、文字通り1ミリ単位のような細かさで、意識を調整しています。
特に料理に関しては、何でもかんでも一人でやってしまう性質が密に顕著に表に出る。
で、一体どこからこの意識が生まれるんだろうと思っていたら、カフェ時代の頃に身につけた癖ではなかった。
(カフェ時代はむしろより一層こじらせたと言える…)
なんと。
12年前、料理教室のアシスタントの頃からだった。
衝撃!!
あの時も、なんだかとにかく、お世話になった方へ恩返しと役に立ちたい気持ちとが強すぎて、できもしないことや好きでもないことを率先してやりまくっていたし、買い出しも全部一人でやっていた。
朝一番に教室に行って。
全ての掃除から先生の材料の計量、果ては自分が講師も兼ねていたので自分の分の料理全部作って(私の担当は作るところは見せず口頭でレシピ説明だけ)片付けて先生お迎えしてちょっと打ち合わせして教室始まってアシスタントしながら途中先生と交代して講師やって終わったらランチの準備しながらオーブンの様子見てみなさんとランチしつつみなさんの希望聞いて食後のコーヒーとお茶を淹れて。
教室終わってから先生と打ち合わせして、先生が帰られた後、山盛りになった全ての洗い物をして(食洗機なぞ当然なかった)シンク洗ってゴミをまとめて部屋を片付けて、翌日も教室があればまた買い物に行ったり自分の下ごしらえしたり。
実働、12時間くらい。(アシスタントは私一人である)
死ぬほど疲れて帰って、それから自分の料理の試作とかアイデアも練らなければならない。
死なないわけがない。
そして本当に、本当に申し訳ないのだれどお給料が恐ろしいほど低かった…
懐かしいサンドイッチ祭り。そして仕込みが毎回毎回鬼でした。
自分は大変だし体もしんどいのに「アシスタントなんてどこもそんなものだよ」と言われたり「恵まれた立場なのに贅沢だ」とやっかまれたり。
そうこうしているうちに取材とか雑誌に出る機会もいただいて、どんどんいそがしくなる一方でまた、自分の体力を完全無視して突っ走って、調子悪くする。
それでも。
自分の我慢と努力が足りないんだと思っていたし
「みんなもがんばってるんだから私だけそんなこと言っちゃダメだ」と本気で思っていた。
全然違いました。
その後いろんな意味で限界が来て、教室はやめさせていただきました。
今尚。
意識や心のことを学び実践している身だったとしても。
その頃の名残を引きずったままだったことに、結構本気で驚いた。
無意識に発動する前提があって。
やり込んでいくうちに何度もこういう「過去にくっつけた前提」に対峙し、その都度意識の鎖を取っ払う必要がある。
・なんでも自分でやろうとする癖
・人に頼むことの罪悪感。
・自分でやっちゃった方が早いという傲慢な姿勢。
これが、壮大な「エネルギー漏れ」という現象を引き起こす。
本来、料理にだけ向ければいいエネルギーを他のことに使っちゃってるから、当然味に影響出る。美味しくなくなる。そして作ってても楽しくない。めちゃくちゃ疲れる。
だからやりたくない。
これを繰り返して、私は料理が嫌いになったんだった。
今回、第1回目を作ってみて。
まだまだ、自分の意識の中で無駄な動きがたくさんあった。
番頭キンにアシスタントに来てもらってもなお、自分の中で無駄にエネルギー使ってるところがある。
今回やって、自分の中での「ここが疲れる」というところを明らかにしてみた。
・買い出しが細かすぎてすこぶる面倒(少なくとも5箇所で買い物する必要がある)
・それに取られる時間と労力を思うだけでうんざり
・家に保管場所がない
・一回の仕込み量が少なすぎる
・得意な作業と大っ嫌いな作業が混在している
この辺りを。
全て、洗いざらい出してみて。
「どうなっていたら最高か」を描いてみた。
・私が家にいても材料、全て揃う(私は買い出しに行かないで済む)
・一部の仕込みと煮込んで味の調整までの工程担当
・ひとつひとつを丁寧にラッピングする
これだけに集中したい。
それ以外のことは、全部潔く手放そう。
そう決めたら。
いい業者さんがたまたま検索しててスパッと見つかったり
前は通販できなかったものが通販できるようになっていたり
冷蔵庫もう一台欲しいと思っていたら、大好きな型の冷蔵庫をスパッと見つけたり(もう手配した)
どんどん、自分が楽に好きなことだけできるような環境、整ってる。
しかも一瞬で。(これ、先週金土日の間で解決したこと)
無駄な力、どんどんどんどん抜けていく。
こうやってやりたいことをやっていくと精度が上がってくるんだな。
結果、どんどん極めていけるんだな。
「本当の本当の本当に何事も問題なかったら、どうしたい?」
この言葉はいつも、世界の中心点に自分を引き戻してくれる魔法の呪文。
神ハヤシの販売は、私との出会い直しのストーリーそのものだ。
大好きなものを大好きと、安心して言えるように。
私はまだまだ、深いところに潜って、全ての前提と思い込みを外していく。