ジャッジをやめよう。

よく言われます。

 

 

ジャッジをやめれば、生きるのが楽になる。

そういった側面は確かにあります。

 

ジャッジに気づくことは

誰かに与えられた価値観、というものに気づく

よいきっかけとなるし

 

気づいて、手放すことは

ある程度までは必要でしょう。

 

 

 

 

私は

「ジャッジはなくならない派」です。

 

 

 

 

なくならないし

なくさなくていい。

 

 

 

 

ジャッジが強い人は

自分の世界をしっかりと持つ人。

 

 

世界観がはっきりしている人は

とてもジャッジが強くなる傾向にあります。

(つまり私もジャッジが強いってこと)

 

 

 

ジャッジの意味は

「審判・判定」ですが

 

 

私の定義のジャッジとは

一般的な「善悪」という二元論では、ないのです。

 

 

 

 

 

 

まず、ジャッジの基本的な仕組みをおさらいしましょう。

 

 

  1. 価値観からの判断

「普通、こうじゃない?」

「普通はこんなことしないよね」

 

 

ここから始まります。

その後

 

  1. 個人的解釈

「こういうことをしたってことは、この人はきっとこういう人だ」

「こんなことを言うなんて、この人は冷たい」

 

こうなりますね。

 

ここで初めて

 

  1. わたし

が、出て来ます。

 

 

わたしの

「怒り」や

「悲しみ」や

「不安」や

「戸惑い」や

そういった、自分の感情が湧き起こって来ます。

 

 

 

 

「わたし」にたどり着くまでの間

1と2は、わたしの本音ではない、

外側の要素からの反応です。

 

 

 

もっと深く言うと

3.のわたしには

さらに別の感情があります。

 

 

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最初に出てくる感情は「反応」です。

 

 

起きた出来事に誘発されて

真っ先に出てくるものです。

怒りや、イライラ、罪悪感や葛藤なども、ここに入ります。

敢えてここでは「感情」とひとまとめにしますが

 

これらは、反応を含んだ感情です。

身体に出ることもあります。(身体的反応)

 

 

自分の中にある、いろんな感情の中から

最も今、自分に適した、近い感情を引っ張り出している。

 

 

例えば

 

 

彼にこんなこと言われた!!

ひどい!!

こんなこと言うなんて…

好きならこんなこと言わないはず…

私のこと大事に思ってないんだ…

 

 

そう思う時、胸がギュッと締め付けられます(身体的反応)

 

 

「悲しい!! 

 なんでそんなこと言うのーーーー!!」

 

 

それが、わたしの本音だーーーー!!!と思ってしまうのですが

実は、それは本音ではありません。

 

 

本当はもっと他に、感じたい感情があるのです。

伝えたい感情が、あるのです。

 

 

 

「わたしは、悲しい」

 

これは一見「わたし」から発信されたものなので

私の本音だ、と思いがちですが

 

◯◯されたことにより、私から出た反応の「悲しい」なので

本当の本音ではない。

 

 

自分の内側から出たものではなく

外から刺激を受けて反応して出た感情、なので

いうなれば、本音のごくごく一部、に過ぎないのです。

 

 

だからこの時点で相手にぶつけても、喧嘩になります(笑)。

本音ではないから、相手をまた、傷つけたり怒りを誘発したりする要因となるのです。

(出したものを受け取る法則ね)

 

 

 

 

では、どうやったら

その下にある本音の感情を知ることができるか。

 

 

まず、この3つの流れ

 

  1. 価値観からの判断
  2. 個人的解釈
  3. わたし

 

これらは、自動的に私たちの中から発生します。

連動しているのです。

 

 

それを一度、分解してみる。

 

 

価値観からの判断

個人的解釈

 

 

わたし

 

に、分けてみます。

 

 

わたしが今、一番感じている反応の感情を

とにかく、自分の中にあるものとして

ただ、感じることからスタートです。

 

 

 

だいたいの人は

感じることが辛いこと、と思っているので

 

 

早くなんとかしたい!!と

変に怯えたり

無理に消そうとしたり

相手にぶつけて消化しようとしたりする。

 

 

悲しいなら、悲しい。

怒りなら、怒り。

それをただ、自分で感じる。

 

 

そして、それに対して

角度を変えて質問していきます。

 

 

 

そうか、悲しいんだ。

この悲しいに繋がっている、他の感情はある?

 

相手に対して、期待もあるなぁ。

期待してしまうのはなぜ?

 

愛されたいから。

愛されたいのは、どうして?

 

愛したいから。

愛されて、愛したい先に、私は何をみているの?

 

 

こんな風に、1つの感情に紐づいている

自分の本音を、ひとつひとつ出していくことです。

 

 

 

深遠な感情。

感情の奥深くを、丁寧に、感じていく。

 

 

 

そうやって紐づいた感情を全て出してみると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「愛と感謝」につながります。

と、乱暴なオチになってしまいましたが(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の中で、感情の統合が起きるのです。

 

 

最初の「悲しい」は

あくまで単体の、ひとつの表現に過ぎないことがわかってきます。

 

 

悲しいの中に

寂しさも、不安も、愛情も、喜びも、調和も、全てが入っていることがわかる。

 

 

ここにもまた、あなたの見たい世界への鍵が、あるのです。

 

 

 

それを体感したら

これらひとつひとつを、ジャッジすることの無意味さに気づくでしょう。

感情はあなたそのものではない、と私がよく話すのも

ここに理由があります。

 

 

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実は

3月の合宿最終日

 

 

私のパートナーJJが

ステージから落下し、頭を強打して

救急車で緊急搬送される、という出来事が、ありました。

 

その日、合宿を終え、連絡しても一向に連絡がつかないわけです。

仕事が忙しいとよく、そういう状況になるので

気にせずに家に戻り呑気に過ごしていて

そのうち、寝てしまったんですね。

 

 

その間に、本人から連絡が来ていました。

 

しかし、連絡が来たのは落下してから6時間後。

しかも私は寝ていたために、気づいたのが8時間後。

 

 

頭から落ちたことや

角度が少し違っていたら首の骨を折ったかもしれない状態だったこと。

 

 

もう、めっちゃくちゃ怒りました。

連絡が来るのが遅すぎる、と。

 

こういう仕事をしている身でありながらも

その時はもう、冷静に分析なんぞしていられません。

 

顔が腫れ上がり目も塞がっている

あちこちをぶつけ身体中に痛みが残り

落ちたショックからも回復していない彼に

 

 

泣きながら全ての感情をぶつけまくりました。

 

 

 

私はこの時

「死の恐怖」に晒されたことが一番ショックで

一番大きく感情を揺さぶられたのです。

 

 

「生きていたんだから」なんて知るか!! です。

「生きていたからオッケーなんて言えない」と。

 

 

まあ、かつてないくらい、とことん責めまくりました。

 

私の本当の本音ではない、その感情ですから

さぞや彼を追い詰めたことでしょう。

 

 

後日。

改めて、その時の自分の感情を紐解き、丁寧に見ていく、ということをした時。

 

 

私の中にひとつの調和があること

私の世界の中に、もうひとつ別の愛があること

それを、自分でしっかりと掴みました。

 

ああ、私は見たい世界をずっと先送りにしていたな、ということも自覚しました。

反省。

 

 

 

悲しみと怒りの先を見る、というのは

大変で難しい、と思うかもしれませんが

 

そんなことはないです。

これは慣れの部分が大きいので、何事も訓練。

 

 

自分で「ああ、そうなんだ」とわかると

とても安心する上、スッキリした気持ちになれる。

 

 

本当の本音、というのは

反応からの感情ではなく

その先に、あります。

 

それは、あなたも相手も、そして誰1人として傷つけることない、

純度の高い、あなた自身の本音です。

 

 

 

・感情が発生したら、それを問題として原因を探し解決方法を探る

 

これは、学びを深めていく人が一度は陥る罠です(笑)

そんなことをしなくてもいいのである。

 

 

怒りが強い人は

自分の世界を守りたい意識が強い人

 

悲しみが深い人は

どこまでも愛情をかけられる人

 

我慢強い人は

誰かを思いやり、いたわる気持ちが深い人

 

 

 

どこまでも人は

自分をダメ、と思ってしまうけれど

何か起きた時。

それに飲み込まれずに、

ちょっと深呼吸して

これを、やってみてね。

 

 

 

 

そして感情をそのまま相手にぶつけることはあまりしないように…(自戒を込めて・笑)

JJはおかげさまで後遺症もなく、元気です。

 

 

 

 

今日も、良き日を。

 

 

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