おはようございます。

 

 

冷えたり急に暖かくなったり

この時期の寒暖差は

カラダだけでなく

心にも影響を及ぼしますな。

 

 

わたしも冬は苦手でした。

 

とにかく冷えるし

乾燥肌だから身体中が痒くなるし

風の冷たさが嫌いだし

冬の日暮れの時間、乾燥して埃っぽい日差しが本当に苦手。

 

 

 

本日は「あたためること」について。

 

 

 

 

とにかく、温める。

温め始めてからわたしの人生は

どんどん変わっていった、というお話。

 

 

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わたしの温活歴史はとても短くて

本格的に意識始めたのは2011年から。

 

 

震災の後、とっても体調が悪くなってしまい

お腹は全然痛くないのに

何を食べてもお腹を下してしまっていて

そのうち、水でもダメになり

どうしたらいいかなぁ、と思っていた時。

 

 

食べるということが怖くなった。

 

 

でね、排泄器官もおかしくなっていて

この時は、意識していなくても

漏れてしまうこともあったりして

仕事の時とかヒヤヒヤしたし

結構本気で悩んでいたときでもあった。

 

 

ちょうどそのあたりに

服部みれいさん、という文筆家の

この本に出会いました。

 

 

 

 

この時期は

いわゆるナチュラル志向や

スピリチュアル志向の人たちの間で

「冷えとり健康法」というものが

爆発的に人気が出た年でもあったんだよね。

 

 

ひまわり冷えとり健康法を知らない方のために…ひまわり

 

「冷えとり健康法」でいうところの「冷え」とは

上半身と下半身の温度差を指します。

 

昔から『頭寒足熱』という言葉があるように、

冷え対策として上半身を涼しくし下半身を温めて

温度差を無くすことが大事とされています。

 

 

 

ヒヨコ冷えとり健康法の基本は下記の通り鳥

①靴下の重ね履き

(4枚が基本・絹5本指・綿5本指・絹・綿と重ねていく)

②半身浴

③湯たんぽの常用

 

 

詳しく知りたい人は

進藤義晴さん・進藤幸恵さんの本がたくさん出てるからぜひ読んでみてね。

面白い発見がいっぱいあるよ。

 

 

 

 

 

 

で、これをやろうとして

靴下を注文したら

 

 

前述の通り大人気で品薄状態で

3ヶ月待ちだった…!!

 

 

でも、今すぐ始めたい、と思って

とりあえず手持ちの靴下やレギンスで

綿素材のものを選んで重ね履きしてみた。

 

 

湯たんぽは、本当は陶器製がいいらしいけど

すぐ手に入るので、無印で買った。

今は販売してなくて残念。まだ愛用中。

 

そうしたら、なんと。

 

お腹がくだるのが、一晩でピタリと治ったのだよ…!!!!

 

 

 

とにかく、形にこだわらずに

始められるところから始める、というのが

わたしにとって非常に良かったみたいだね。

 

 

これは面白い!!と

貪るように「冷えとり健康法」の本を読みまくって実践スタート。

初めて靴下が届いた時は本当に嬉しかったな。

 

 

 

 

それから、冷えとりは5年ほど熱心に続けました。

周りにも進めたし

たくさんの恩恵も受けたし

 

 

とにかく、この時期に

穏やかに緩やかに「わたし」が変化していくきっかけは

冷えとり健康法だったのは間違いない。

 

 

 

冬はもちろん心地よいし

足元がもこもこなのが可愛い。

レッグウォーマーもいっぱい集めたり

すんごく、楽しんでた。

 

 

特にね。

夏の足の暖かさって

格別に気持ちよくて

いまだに夏も湯たんぽを入れて寝ています。

頭に行きがちな熱が、足元に降りるので楽に眠れる。

(もちろんクーラー入れてる。頭は冷やして足元を温めるわけね)

 

 

 

 

で、とあるタイミングで

それをガチでやることを手放した。

 

 

 

その理由ってふたつあって。

 

・矯正と強制

・対症療法

 

この、ふたつの視点が生まれたから。

 

 

 

 

 

敢えて言葉に出していうけれどね。

 

冷えとり健康法って

ある視点から見るととても宗教っぽいんだよ(笑)。

 

 

それは、マクロビ信者やヴィーガン信者、陰陽とか

食事系から入る人たちの間で流行ったこともあるけれど

とにかく、極端。

「ねばならない」を持ち出す。

 

 

そしてそれは「こうあるべき」にいつの間にか変換されていくんだよね。

 

 

 

お店で靴下を買った時にも感じたけど

ある独特のコミュニティができていて

ショップの店員さんですら

「いま、どんな状態か」を聞き出して

勝手にアドバイスしてくるんだよね。

求めてない、っつーの。

 

 

靴下を重ねばきしているとね

足先とか、びしょびしょになるくらい汗を掻くんだけど

「靴下の枚数が足りない、20枚に増やしなさい」と言われて

カゴに勝手に靴下を入れられたこともあった。

 

 

「いーえ、必要ないですからー」と笑顔で突っ返したら

「本気でやる気があるのか」とか説教されたりとかね。

あと、わたしではないけど

靴下を履ける仕事に転職しろと言われてる人もいた。

 

 

つまりそれは

「靴下を履くことへの希望」ではなく

「靴下を履かないことへの恐怖」から生まれる説教、だったのね。

 

 

 

本当に、依存レベル。

「靴下がなきゃダメ!!」ってなっちゃう。

 

 

 

 

はっきり言おう。

めんどくさかった(笑)。

うぜー、と思った。

 

 

 

 

前述の服部みれいさんだって

お祭りの時は素足で下駄を履くし

その後、しっかり温めれば十分だと言ってましたけど…

 

 

わたしは食生活は全く変えてなかったし

変えるつもりもなかったんだけど

そのことも随分言われました。

 

 

うーん、なんでこうやって極端に走るかなーと

感じることが増えてきたんだな。

 

 

結局、地に足がついていくものであるはずが

これまた、依存と恐怖に寄っていって

どんどん現実離れしていくような

そんなイメージだったんだよね。

 

 

あなた、冷えを取るはずが心が冷えてませんか? 的な。

 

 

 

 

あともうひとつ。

 

対症療法。

これはあくまで、わたしの持論です。

 

 

靴下の重ねばきは「対症療法」だなと思ったんだよね。

 

 

「対症療法」は、原因に対してのアプローチではなく

その症状を軽減させるために行うもの。

 

頭痛が起きたら鎮痛剤を飲むとか

とりあえず、今ある「不調」を取り除くことに重きをおく。

 

 

ここでいうと「冷え」は軽減されていくけれど

根本的な「冷え」の理由にはアプローチしきれない。

 

 

 

つまり

わたしは、わたしの体に対して

もっと根本から見直す必要があるな、と思ったの。

 

 

 

 

誤解のないように言っておくと

「冷えとり健康法」でアプローチしつくせる人も、当然います。

 

わたしの場合、ある一定のラインまで行ったところで

冷えそのものの、根っこの部分が解消されないなと感じた、ということね。

それだけ冷えのレベルが深かったってこと。

 

 

そしてそれは、こころとからだとたましい

全ての領域に関することだなと思った。

 

 

 

もちろん、体調の悪い時なんかは今でも

靴下を重ねばきすることはあります。

 

でも、毎日ではない。

 

 

素足で芝生を踏む楽しさとか

海岸で砂浜に触れる心地よさとか

 

あと、無垢のフローリングを歩き回る時の感触とかね。

 

そういったものもすごく大切だなと思っていて。

 

 

どんなものでも傾倒しきずると

極端に俗世から離れるきっかけになってしまうものだと

わたしは思うのね。

 

 

そんなわけで、冷えとり健康法メインの生活から離れたわたし。

 

冷えを知る旅は、まだまだ続くのである(笑)

 

 

 

あたためることの大切さの話まで到達しませんでした(笑)

続きはまた次回。

 

 

 

 

 

今日も、良き日を。