最近「自己肯定感」についてよく考える。

パートナーJJともよく話しております。

 

 

 

自分を好きにならないと人生がうまくいかないと思い込んでいる人は多いけれど、それは本当かしら。

 

 

 

なぜかって、私は自己肯定感がとびっきり低いのである。JJも底辺だ。

 

自己肯定感が高くなったから今、いろんなことがやれているわけではない。

 

 

 

 

 

「自己肯定感」と「実現力」

その関係性はどうなっているのか。

 

 

 

 

それらを証明するのに最も重要なのが

「理想」「価値観」である。

 

 

 

 

いろんなところで耳にするこの言葉。

このふたつはいつも、繋がっているような錯覚に陥るけれど

 

 

 

実は

理想の自分になること」と

「自分の人生で大切にしたいもの」は

全くもって、別個のものなのだよワトソン君。

 

 

 

 

 

 

人は

「理想の自分になること」によって「価値観」が変わると思っているし

「理想の自分になること」によって「思い通りに描いた人生」を送れると思っている。

 

 

 

 

 

だからまず

「よっしゃ!! 理想の自分になるぞー!!」とそれを追い求める方へと進んでしまうのだけれど

実はそこに鍵はないのであった。

 

 

 

 

まずあなたの「理想の自分」は

どこから生まれてきているのかしら?

 

 

 

 

 

 

人が理想を抱く時、大抵「自分は何かが足りない」と思っている。

 

 

この強烈な不足感は、自分が勝手に抱いているだけで、周りは本人を見て決してそうは思っていない。思い当たる節が多々ございます。

 

しかし本人はそれを決して受け入れないから、ものすごい回り道をしようとする。思い当たる節が多々ございます。

 

 

 

 

 

 

「すでにある」には一切気づかない。

 

 

 

 

足りないと思うのは「自分目線」だから、それを埋めていくしか方法がなくなる。

でも、一向に埋まらない。

それはどうしてか。

 

 

 

 

 

 

人が「理想の自分」を描き、それとのギャップに苦しむときは

 

「自分が◯◯ではないことを証明しようとして、▲▲をしている」とき。

 

 

 

 

「自分は頭が良くない」と思っている人は「資格」を取ってみたり。

「自分は勇気がない」と思っている人はなぜか「バンジージャンプ」をしてみたり。

 

 

 

これらの行動をとる人全員が、不足感から来ているわけではなくて、単にそれを楽しむためにやっている人もたくさんいる。

 

 

 

そのふたつの違いを知るには

「行動の動機」

「証明しているかどうか」の視点で見てみること。

 

 

 

 

証明したくてやっている人は、他者と自分自身に対して「そうではない」ことを表したいだけだから、失敗はできない。

 

 

自分の存在価値がその「行為」によって変わると思っているからだ。

 

 

 

楽しんでやっている人の辞書には「失敗がダメ」という文字はない。

「失敗しちゃったよ、あはは」で終わる。

 

 

 

 

そこに自己肯定感の高い低いは関係ない。

自己肯定感はそもそも現実に一切根ざしていないのだ。

 

 

 

 

 

なのに人は、現実を変えれば全てが変わると思い込んでいる。ずっと、現実をいじくり回してなんとか自己肯定感を高めようとする。

 

 

 

 

繰り返しますよ。

 

「理想の自分になること」と

「自分が人生で大切にしたいこと」

 

このふたつは一切連動していない。

それぞれ独立したものとして成り立っている。

 

 

 

 

だとしたら、理想の自分になることに時間を割くよりも

自分が人生で大切にしたいことをどんどんやっていく方がよくないかね?

 

 

 

 

 

 

理想の自分の追求は、しんどくて辛くて長い旅になりがちだ。

それは目的がはっきりしていないから。

 

「自分はこんな人生を送りたい。だからこうする」

 

その動機がないものは、どんなものも形をなし得ない。どこまでいっても終わりがない。

 

 

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思い込みを徹底的に知るのはなんのためか。

それは「思い込みを嫌なもの」として手放す、ためではない。

 

その思い込みをまるっと受け入れて親しめる私になることだ。

 

 

「ああ、私はこんな思い込みを持っていたんだな」

こうやって見つめ直すために、それをやっていくのだ。

 

 

 

 

 

人は、理想の自分になるために生きているのではなく

 

自分の行きたい場所、見たい世界へどのくらい近づいているか、そのをとことん味わい尽くすために生きているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

この本面白いのでオススメ。