業務システムは10年以上使えるか?
◆良いシステムを長期間利用することは可能か?
使い慣れたシステムであればある程、「無理に新しいシステムにしなくてよい」「システムの導入にかかる手間や使い方を覚えることを考えると、今のシステムを可能なかぎり使い続けたい」と考える企業や経営者も少なくありません。
問題なく稼働していて、不満のないシステムであれば、使い続けたいと考えることは当たり前であるように思います。しかし、システムにも寿命があります。システムベンダーがサポートを打ち切ってしまうと、そのシステムの利用はできなくなるからです。厳密にいうと、利用はできても、何か問題が発生したり、システムが停止してしまったとしても、保証はされないということです。
例えば、MicrosoftのWindowsサーバーやOSは定期的にバージョンアップしており、旧OSに対するサポートはおよそ10年程度で打ち切りが発表されるケースがほとんどです。そのためか、業務システムのサイクルがほとんど最長10年以下と想定してサービス提供しているシステムベンダーが多いと言われているようです。
◆システム再構築を検討すべきタイミングは?
上述したとおり、サポートの打ち切りやバージョンアップによってシステムの寿命がくること以外に、システムと業務が合わなくなることも寿命のひとつの要因です。システム自体の稼働に問題はないものの、実業務で不要になった作業を処理する機能や、処置能力が低いため使わなくなった機能等によって、システムとしての意味を持たなくなれば、システムの再構築や刷新のタイミングであると考えられます。
老朽化したシステムを利用することによって、企業が抱えることになるリスクを考えてみると、下記が挙げられます。
・業務の効率が下がる
・セキュリティのリスクが高くなる
・メンテナンスや保守の価格高騰
業務効率化については、今やどの企業も求められるもののひとつです。効率化が実現すれば、少ないリソースで多くの成果を得ることができます。
次に、セキュリティについては、寿命を迎えたシステムのサポート終了にと同時にそのリスクは上昇していくでしょう。昨今の社会情勢を鑑みると、セキュリティに起因した情報漏洩によって受けるリスクは企業の継続を危ぶむものとなりえます。
最後に、メンテナンスや保守にかかる費用の高騰とはどういうことでしょうか。10年以上利用しているシステムの場合、開発した言語やフレームワークなどに古い技術が使われていることも散見されてきます。日々新しい技術がでてきている今、古い技術の知見を持ったエンジニアが減っていくこととなり、対応できるエンジニアは限定されてくるでしょう。そうなると、保守・メンテナンスにかかる費用に影響することとなります。
システムの寿命を見据えて、再構築・刷新を検討すべきタイミングを設定しておき、システム開発にかかる予算やスケジュールを見据えておくと良いのではないでしょうか。
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