「攻めのIT投資」で推進させるDX
◆生き残るために必要なDX
DX=デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)
本コラムでは何度も“DX”について掲載していますが、私たちは既に、DXの中で生活をしています。スマートフォン・タブレット端末の普及から始まり、AIスピーカーやIoTによって生活の利便性が高くなり、キャッシュレス決済では現金を所持せずに決済できるため、身近に感じている方も多いと思います。このようにデジタル技術によって、生活が大きく変化しています。ビジネスでも、オンライン商談やリモートワークなどの場所を選ばない対応が実現している今、デジタル技術の導入をしないと生き残れないと言っても過言ではないのかもしれません。
そんな中、世界各国と比較しても、日本のDXへの取り組みは遅れていると言われています。大手企業などは、企業戦略としてDX推進のために取り組んではいるものの、革新的な製品やサービスの創造には至っていないようです。イノベーションの創造に不向きを言われている日本人特有の気質が影響していることを前提にしても、これからの時代、中小企業においても事業継続のため、早急にDX推進の取り組みをしていく必要がありそうです。
◆「守りのIT投資」の日本
そもそも日本は、少子高齢化による労働人口が減少し生産性の低下が避けられない状況と言われていました。人員が少ない中でも生産性を向上させるためには、IT投資は必要不可欠です。しかし、実際には、堅実で確実な業務にのみIT投資をしている事例が多く、業績を拡大させるために今後の売上をあげるIT投資を行う企業は少ないと言われています。IT先進国のアメリカでは後者を理由とした“攻めのIT投資”を行うことがほとんどです。
もちろん、“守りのIT投資”といわれるコスト削減や効率化を目的としたシステムやITツールの導入は必要ですが、今後、それらはマストとなり事業の基盤となるでしょう。今後、生き残る企業になるためには、デジタル技術を活用したビジネスモデルへの変革やITを活用したサービス展開に必要な“攻めのIT投資” が求められることになりそうです。
◆実現できるところから進めていくDX
新型コロナウィルス感染拡大により、DXの推進は重要性を高めています。無人化、非対面でのニーズが増加し、それに合わせたサービスやシステムが展開されれば、DX推進がすすんでいる企業が有利となる状況といえるのではないでしょうか。
DXは、簡単に実現できるものではなく、まずは、企業全体で取り組む戦略や体制を整えることが重要です。エイ・エヌ・エスは、業務の見直しによるオーダーメイドのシステム開発や再構築、生産性向上のためのデザイン刷新等、デジタルトランスフォーメーション推進のための一歩を支援致します。
まずは検討段階、情報収集においても、お気軽にご連絡・お問合せください。
・IT-Trust (オーダーメイドのシステム導入で実現する在宅勤務・テレワーク対応)
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