実証された事~ITインフラBCPの重要性~ | IT企業ANSの社長ブログ

実証された事~ITインフラBCPの重要性~

今回の大震災で実証された事があります。


データセンタでのシステムサービスは強固であるということです。


当社がお客様にサービスしているサーバーインフラは都内のデータセンタで

管理・運用しいて、建物も免震構造で今回の都心でのクラスの地震では

ノンストップで稼動していました。



サーバーラック内でのズレもありません。

また、計画停電のリスクもありましたが所在地が都心ということもあり

現在のところ停電エリアではありません。



仮に停電になったとしても十分な無停電装置と自家発電で

最低でも24時間電量供給が出来ます。



ですので、今回の災害で当社のシステムサービスインフラは何の被害もなく

お客様にサービス提供を継続出来ました。



ある意味、当然ですが、インフラが自社内にあったら大変です。

------------------------------
・サーバーラックが倒れる可能性

・ラック内でサーバーが動いてしまう可能性

・サーバーは結構デリケートでして、強い振動でディスクなどが損傷するのです。

・一番は停電による電力確保難

・節電による空調機能がままならない

------------------------------

こんなリスクが想定されます。



これでは、お客様に安定的にシステムサービスをご提供できません。



ですので本当にIDCにインフラを配備して正解でした。(当社としては当たり前の準備ですが)



更に、バックアップも非常に重要です!!!

当社の場合、本社拠点、都内IDC、遠隔地IDCの3拠点間で

セキュア高速回線を利用したディスクtoディスク(D2D)で遠隔地バックアップを

実施しておりますので、"復元できないデータリソース"も万全に確保しています。



復元できないデータリソースは

・お客様業務システムのデータ
・プログラムソース
・システム仕様関連ドキュメントなど
・業務PC内のデータリソース
・あと結構忘れがちな、メールデータ


主に以上です。



これは復元が非常に困難です。



サーバーやSWは、新たに購入すればよいのですが
これらは即時に復元できません。

ですので、万全のバックアップが必要です。



同じ場所内でバックアップをとることでは、不十分です。

また、テープなどでバックアップを取り、人力で遠隔地に配置するのも
セキュリテイ的に非常にリスクがあります。



今回の災害で、日本の企業も"BCP"(事業継続計画)を意識して難かしらの

準備をするべきだと思います。大企業は既に準備している企業は多いと思いますが、



中小零細企業でも

●復元できないデータリソースを遠隔地にセキュアにバックアップする

●社員が出勤出来ない場合のクラウド技術を用いた在宅勤務環境の構築方法の策定


ここまでは行うべきだと強く思います。最低限のBCPだと思います。



そうすれば、災害が起きても企業は復活出来ます!



今回は今のところ不幸中の幸いで首都圏に甚大な被害は出ていませんが

この災害が、リスク対策への警鐘であると思います。


自社自力でのシステム管理・運用・データリソース管理は大変な

マンパワーとノウハウと設備が必要で、ITをアウトソーシングするという

選択は即効性のある対処だと思います。


当社も一通りノウハウはありますので、ご検討される方は


是非ご相談ください!!!