我が家は1姫2太郎3次郎である。
1姫は僕が25才だったとき出来て、
いわゆる授かり婚のきっかけとなった。
そして結婚を宣言した直後、
父親から勘当された。
とは言っても僕は一人っ子なので、
本当の勘当というよりは
親父の気骨とやらを見せようとしたような感じではあったが。
村八分状態といった方があたってるかもしれない。
そんな中で、結婚後
我が家の嫁がうちの両親にむかって
挑発的な言葉をぶつけてしまったこともある。
僕が懸命に親子関係を修復してる時機に、
長女を連れて沖縄に来た嫁は
「私は働きたいので、お父さんお母さんにこの子預けます。ちゃんと育ててくださいね」
と発言したのであった。
うちの嫁とすれば、リップサービスというか僕の両親を喜ばせてやろうと思って言ったようだ。
なんでもベトナムのじいさん・ばあさんは同じ発言を受ければ
孫の世話が出来ると喜ぶそうだ(嫁・談)
しかし僕の両親はあいにくと日本人だった。
嫁のセリフを耳にして唖然としたそうだ。
自分で産んでおいて何を言ってんだと。
嫁に災いしたのは、外国人のわりには口達者であったから
なまじ腹がたつということだ。
カタコトの日本語での会話だったなら
外国人だから日本語が間違ってると思ってもらえたかもしれない。
その後も親に注意されてふてくされたり、
勝手に冷蔵庫の中をあさったりするなど、
神経質な親の神経を逆なでるような言動があり、
ついには親から
「まだ子供は1人だから、まだ間に合う」
とまで言われた。
しかも嫁と交わった親戚からも同じことを言われ、
正直困惑した。
嫁は嫁で
「あなたの両親おかしい。うるさすぎるし。普通じゃないです。結婚する前に仕事であった日本人のお客さんは、みんなニコニコしてて優しいのに、あなたの両親だけ怒る」
とすねていた。
嫁は結婚前は会社で客のガイドや通訳をしていたが、
それと夫の親を比較されても・・・という感じだった。
当時はまだ僕も気が強かったので
いろんなことで
しょっちゅう嫁とケンカしたり、逆らったりした。
そんな状況が1年以上続き、
僕が思い描いていた将来設計はメチャクチャになってた。
どうしようもなくなっていた。
望まなかったサラリーマン生活でもストレスが溜まって、
初めての胃潰瘍、初めての家出もした。
そんな生活の中、長男が誕生した。
名付けは僕の親父で、
いろいろな本で画数だとかを調べて決定。
長男は嫁に似ていて鼻筋が通っており可愛かった。
この長男のおかげで
親子の関係も結婚前くらいには回復したと思う。
うちの両親は、
実家の相続になったら僕を跳び越してこの長男に引き渡すと宣言。
僕も多少親ばかだから、それでもいいやと納得。