土田和歌子チャリティー講演会 | ゆるっと、ふわっと、どんな貴方も○にできるんです。私が私の一番の応援団キミのブログ
こんばんは高橋輝実与です。

皆さんは今、何か挑戦していることってありますか?

3月9日は土田和歌子チャリティー講演会でした。

私にとって初めて役付きで関わった文化事業です。

初めてのことばかりでしたが、発案からこの人を選んだ理由、紹介のチラシ作り、講演を終えるまでを間近で見る貴重な時間をいただけました。

講師の土田和歌子さんは高校の時に交通事故で脊髄に損傷を受け車椅子の生活になりました。

和歌子さんが車椅子を自分で動かした体験をした方はいますか?
と講演の初めの方で会場の方に話しかけて、その操作の難しさを教えてくれました。
車椅子を操作するにはまず、腕力がいるんですね‼︎


そしてアイスレッジスピードスケートとの出会い。

メダリストになり後に車椅子陸上競技に変更。

アテネのパラリンピック5000mで金メダル、フルマラソンで銀メダル。
日本人史上初の夏、冬パラリンピック金メダリストになりました。

2008年の北京パラリンピックではレース中のアクシデントで後続のレーサーに車椅子ごと体に乗り上げられ重症を負ったこと。

治療のために入院した病院での、人間の生と死を見つめる体験。

リハビリに水中運動を取り入れたり体の機能を回復する為の試みを始めた頃、病院内を軽快に走り抜けるスポーツ用の車椅子を見て新たな競技への挑戦の意欲が湧いてきました。そして、そのリハビリの一つ一つが現在のパラトライアスロン挑戦に繋がって行くことなどをお話いただきました。

なぜ、こんなしんどい思いまでして彼女は競技を続けているんだろう?
世界中の会場を飛び回り、周りの人間も巻き込んで…
その日は和歌子さんの旦那様とお子さんもご一緒に会場に見えられていました。


土田さんのご家族の姿やお顔を見ていても、壇上で講演されているお母さんであり奥様の、和歌子さんを真っ直ぐに暖かく見つめていました。
そのお姿から妻であり母親である彼女を誇りに思ってらしゃるんだろうなと感じました。
何度競技人生を諦めようと思っても、どんな困難な状況も受け入れ、今を精一杯生き超えて行く力!


彼女の眩しいまでの爽やかな笑顔はそれまでの車椅子競技に挑んできた経験から「今」という瞬間がどれほど大切なものかを身をもって知り「今、この瞬間」を乗り越えるために何を選択し、どう判断し、
実践し、それを常に積み重ねてきたからこその笑顔なんだろうな!と思いました。


常に今を全力でやりきっているから、こんな素敵な笑顔なんですね。

私もこの経験から「今の私に出来ることは何か」を考え一歩づつ今この瞬間を味わいながら歩いていこうと思います。