この両手に花なジャケット。
お気楽ほのぼのラブコメだと思って観てみました。
- ラストキス
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付き合って3年のジェナとマイケル。カノジョは、1日も早く結婚して家庭を築きたい!カレは1日でも長~く、幼馴染たちと楽しく独身生活をエンジョイしたい!
― その矢先、カノジョが妊娠!いつかは結婚しようと思っていたものの、突然の出来事で不安を隠せないマイケル…。ある日、友人の結婚式で出会った女性に声を掛けられ、期待に胸膨らませる!ほんの火遊びのつもりが、思わぬ方向へ進んでいき…!
原題:THE LAST KISS
監督:トニー・ゴールドウィン
出演:ザック・ブラフ、ジャシンダ・バレット、ケイシー・アフレック、トム・ウィルキンソン、レイチェル・ビルソン
脚本:ポール・ハギス
配給:ソニーピクチャーズエンタテイメント
2006年
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実際観てみると全然軽くありませんでした。
てか、むしろ重い。
レビューを書いて初めて気がついたんですが、『クラッシュ』
のポール・ハギスが脚本なんですね。
さらに「幸せのちから」監督のガブリエル・ミッチーノが製作総指揮。
そりゃぁ一筋縄にはいかない訳ですな。
この子、ジャケットとストーリーだけ見ると
「大人になりたくないピーターパン症候群な男の彼女が妊娠。暗に結婚を迫られ、ひえー。で、つい浮気しちまった」
って本当にお気楽なノリで結局はハッピーエンドが待ってるんだろうなという種類の映画のふりしてるんです。
いやー。
参った。
「オトコって~」
「オンナって~」
って表現はあまり好きじゃないのですが。
やっぱりほんとオトコってバカ。
ガキ。
少なくとも妊娠に関してだけはそうだ!と改めて思いました。
実際に自分の体内にもう1人の命が宿り徐々に大きく育っていく様を、つわりやらお腹の大きさやらそうやって具体的に感じながら妊娠期間を過ごす女性。
でも男性は自分のお腹は大きくならないので、その繊細な命の成長や、それにまつわる女性のメンタリティーを理解しろという方が無理があるのかも。
この映画ではその男女間のギャップがリアルに、しかも痛々しく伝わってくる表現でした。
なんか・・・
妊娠って大変そーじゃない・・・
浮気はしないにしても、うちの夫ただでさえガキだからどうしようもないんじゃ・・・
と、ずどーんと凹みました。
ま、結婚前の男子は観ないほうがいい映画ですね。
特に「バチェラーパーティー(男性が独身最後の夜にストリッパーを呼んだりして乱痴気騒ぎをする)だぁ!」なんて言ってるアメリカ文化では、さらに結婚恐怖症な男子が増えることでしょう。
でも、妊娠→結婚の苦痛がこの映画のテーマではありません。
一度断ち切れてしまった彼女との絆。
取り戻せー!!!
ってところです。
恋は最後の最後までもがき続ける派の杏は、自己満足だけど振られても泣いて追い縋って懇願して、それでダメならやっと諦め始めるってタイプなので、かなり共感できました。
自分の変なプライドなんか、かなぐり捨ててそこまでやってでも一緒にいたい。
その気持ちを伝えることが大事な気がする。
かっこつけてないで泣き喚いて感情むき出しにしてズタボロになって・・・
って姿勢が素敵な映画でした。
というわけで、最初のイメージとは全然違いましたが『クラッシュ』 好きな杏には結局ドキュンと刺さる映画です。