ハヤブサ♀(ハヤブサ目ハヤブサ科) | Anpapa@B級野鳥図鑑(C)

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個人的に出逢った季節の野鳥たちを
簡単な図鑑形式で一日一種ずつ紹介しています。
(C)はカレンダー(暦)の意味です。
毎日覗いて楽しんでください。(^^)/

隼♀ L42~49cm W97~110cm ♪ピーッ繁殖期はキッキッキッ
カラス大で、他のハヤブサ科より太く、がっしりとしている。
タカの仲間と思われていたが、遺伝子解析で、インコの仲間であることが判明。
海岸の崖で繁殖し、冬は暖地に移動する。市街地ではビル街で、よくドバトをねらう。
最近ではニューヨークのビル群が世界最大の繁殖地になっている。
湖沼や海岸の上空から急降下して、空中で水鳥などを捕らえる。(蹴落とす事もある)
最大スピードは390kmで、世界最早の生物と呼ばれている。
「速飛翼」「速翼」から「ハヤブサ」と名付けられ、名前の由来にもなっている。
幼鳥や若い鳥の上面は褐色で、腹に縦のしま模様。
 
この時期、時々見かけるハヤブサの若鳥です。
渡り鳥ではなさそうですが、
ヒヨドリや、シギチなどの群れを狙って、渡りの地に、よく姿を現します。
 
この時も、確かに足にしっかり獲物を掴んでいました。
ひょっとして、獲物はアカハラダカ?
 
こちらは、この時期干拓地を通過するヒヨドリの群れを追ってきたと思われる成鳥。
 
がっちりして、なかなか凛々しく見えますが、長い事じっとして
周囲を窺っていましたが、気になるのは喉元の膨らみ・・・。
 
たぶん、獲物をたらふく食べて、消化するのを待っているのだと思いますが、
ハヤブサ等の鳥類には、素嚢(そのう)という消化に先立って、
食べた物を一時的に貯蔵しておくための器官があり、そこが膨らんでいるように見えます。
 
ちなみに、素嚢(そのう)は、鳥類の祖先の恐竜にもあったそうです。
それにしても、なかなか立派な成鳥でした。
 
この鋭い鍵爪で掴まれたら、本当に痛いでしょうね。
昔、サギやカモを仕留めて、飛んで運んでいくのを見たことがありますが、
かなりの力持ちです。