菱喰 L85cm ♪ガガン、がガン 冬鳥として北日本に飛来。九州では稀。
マガン(L72cm)の群に混ざることも多いが、体が大きく、クチバシの色で識別可。
水辺の草や種子植物を食べ、菱の実を食べる事が名前の由来。
尾羽基部を覆う羽毛は白く目立つ。幼鳥は雨覆の縁辺が白い。
嘴は黒く、先にオレンジやピンクの帯模様が入る。
太くてがっしりした脚もオレンジ色。
以前は狩猟の対象とされていたため、明治時代に激減。
昭和46年に国の天然記念物に指定された。
福島潟や霞が浦の水田で作られた米をヒシクイ米として販売し、
収益は保全基金として利用されている。
ヒシクイを初めて見たのは10数年前、よその県の干拓地でした。
その頃は首から双眼鏡とカメラをぶら下げてウロウロする大人は珍しく、
通りがかった小学生に「おじちゃん、何撮ってるの?」と尋ねられ、
撮ったばかりの写真を得意げに「こんな珍しい鳥がいるんだよ。」と言って見せたところ、
「それなら、家の前の川でいつも泳いでいるよ。」と笑われたのを覚えています。(^_^;)
鳥取に行った時も信じられないくらい沢山のヒシクイやマガン、コハクチョウがいました。
所変われば品変わるですが、いるところに行けばいるものはいるものです・・・。
ヒシクイが沢山いるように見えますが、
手前の一列の6羽はマガンで、ヒシクイは奥の8羽です。
※ここからは過去記事です。
マガンの群れをよく見ていたら、身体が一回り大きな者が混ざっていました。
マガンの群れだろうと思っていたけど、どうやらヒシクイとの混軍・・・。
カラスと比較しても、その大きさは一目瞭然ですが、
50m以上離れていると肉眼では良くわかりませんでした・・・。(^_^;)
よく見るとクチバシが黒っぽくて、顔もちょっと武骨・・・。
マガンはクチバシが黄色いので、識別は比較的容易・・・。
ヒシクイは少し首が長めの大ヒシクイもいるのですが、
とりあえず今回はヒシクイということで括っておきます・・・。ヽ(・∀・)ノ
去年はこれに小さなカリガネが混ざるシーンもあったみたいで、
毎回きちんと確認せねば・・・。(^_-)-☆
これだとカラスが大きく見えますが、ヒシクイがかなり奥を飛んでいるので、
この写真での大きさは参考になりません・・・。(´Д`;)