コロナショックによる株の大暴落で含み損が大きくなっていて、不安な方も多いと思います。
株の含み損拡大。損切りした方が良い場合は
含み損損切り①:長期的な株価上昇を信じられない
株価が上昇するかどうかは誰にもわからないのだから、長期的な上昇を信じられないのであれば損切りをして他の金融資産に投資するのも一案だと思う。
例えば、米国株指数ダウ平均でいえば、1930年代初頭の世界恐慌、1987年のブラック・マンデー、2001~03年のITバブル崩壊、2008年のリーマン・ショック、2016年のチャイナ・ショックで大きく株価が下落したが、株価は回復して最高値を更新し続けている。
一方、日経平均株価の場合1989年に付けた38915円を未だ更新することができず、長期的に株価が下がったまま。
米国の株式市場も日本の株式市場についても、あくまで過去の実績だから、今後もこのような長い停滞期があるかもしれない。
なので、長期的な株価上昇を信じられないのであれば早々に損切りしても良いと思う。
含み損損切り②:気になって生活に支障が出る
この場合も損切りして損失を確定してもいいと思う。
例えば、相場が気になって何事も手に付かない、含み損のことを考えると夜も眠れない場合。
一旦損切りをして株価が落ち着く、あるいは上昇基調に回復するのをまって参入するものあり。
さらにこういった場合、自分のリスク許容度を越えている可能性もあるから、投資金額も見直した方がいいと思う。
株の含み損に耐える場合の対処法
含み損対処法①:個別銘柄の見直し
今後の業績が期待できない銘柄は売却して株価指数に連動するETFや不況下でも業績が落ちないディフェンシブ銘柄などに買い換えるのも一つの手。
含み損対処法②:定期的に定額を積み立てる
下落相場に入っていても定期的に株やETFを積み立てて行くことが有効な手段。
株価が下落している時は株数を多く購入することができる。上昇相場になった際に収益を最大化することができる。
含み損が出ている時期に積立を行うことで、損益点を下げることになるので、上昇相場になった際に収益プラスになる時期を早めることができる。
株価の大底は誰にもわからないので、時間を分散して積立購入していくのは有効な戦略。
ただデメリットとして、株の積み立ては、購入回数も多くなるから手数料が多くなる場合がある。
最後に
一旦撤退するのも判断の一つ。
相場から完全に退場しなければ、いずれ大きな収益を出すことが出来ると思う。
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