私のヨタ君、ジムニーのオルタネーターが付いていましたが、エンジン振動にでも負けたのか死にかけてます。 ヒュンヒュン磁歪の音がして、ヘッドライトを点灯するとアイドリングできないほど負荷がかかります。 ブラシはまだ大丈夫のはずなのでダイオードがダメかな。部品はあるので治せるけど・・・

 

今取り付いているジムニー用は45Aです。 2U用は25Aです。 純正の電流計は30Aまでなので、短時間ですが針がふり切っている時があるのが気になっていました。 

4年くらいジムニー用オルタネーターを使っていますが、最近、電流計も少しおかしくなってきています。 45Aはやりすぎだったかな・・・ まあコロナ騒ぎで出かけられないことだし・・・ 腱鞘炎は相変わらず治んないし・・・ あまり力仕事でもないので、2U用のオルタネーターに戻すことにしました。

 

単に戻すのも芸がないな。 と、いうことで2U用のオルタネーターをパワーアップすることにしました。

 

で、どうやるかというと・・・

このK型エンジン用オルタネーターの中身を2U用のオルタネーターの中身と交換します。

 

K型エンジン用オルタネータ 

このオルタネータは確か35Aかな? 30Aかな? 忘れちゃいました。

まあどっちにしても2U用の25Aよりはパワーアップするし、35Aなら純正電流計でも問題無いのでやっちゃいましょう。

 

この時代のオルタネーターは、前と後ろのアルミケースで、上写真では緑色のステーターヨークをサンドイッチしている構造です。 直径が同じであれば結構流用がききます。

この後ろのケースはこのまま流用し、前側のケースを2U用のものに取り替えます。

で・・・手もちのポンコツになった2機分の2U用オルタネータケースから選びます。

 

2機分の2U用オルタネータケース

 

比較的綺麗な写真の下側の右のケースを使うことにしました(でも腐食だらけです)。

写真の上側の後ろケースはK型オルタネーターをそのまま流用しますので使いません。

K型用オルタネーターはエンジンに取り付ける部分(下写真の左上に飛び出している取り付けネジの位置)の寸法が同じなので、前側ケースを取り替えるだけで流用できます。

 

ところで・・・

K型エンジン用オルタネーターのうしろ側


もう一つの特徴ですが、上の2つの写真を見比べて、K型エンジン用オルタネーターケースのエンジン取り付け用の足が出っ張った形状となっているのがわかりますか?

2U用オルタネータケース写真の上の列に写っているのが後ろ側ケースですが、比較するとわかると思います。 

組立後の取り付け部分は完全互換なので、この出っ張り分、オルタネータの全長が短いんです。 あと短絡防止の網(緑の部分)もついています。

 

で、いきなり完成です。もう取り付いちゃっています。

せっかく分解するので、ブラシとベアリングも新品に交換して色も青緑色に塗りました。

2U用オルタネーターを並べてみました(上が2U用)。 どうです数センチですが短いでしょ。

 

K型用オルタネーターは保存状態が良かったので、後ろ側(向かって左)のケースだけが綺麗になってしまいました。 前側(向かって右)の2U用オルタネータのケースはボロかったので腐食跡が残っています。 ファンもたまたま持っていた再メッキしたのを取り付けました。 K型用オルタネーターの後ろ面に取り付けられている網も緑青色に塗って取り付けました。

こうなると前側ケースをもっと磨いてやればよかったかな・・・


コネクターやB端子位置も違いますね。

なんかこっちのB端子位置の方がヨタハチには素直なような気がするのは私だけ・・・

 

パブリカのUP30系(KP型ボディーに2Uエンジンの廉価モデル)には、このタイプのオルタネーターがついていた時代がある様です。 それは30Aだった気がします(記憶が曖昧)。

もしかしたらエンジン換装やオルタネーターの補給などで、この形のオルタネーターがついているヨタや20パブがあるかもしれませんね。

 

バッテリーを消費させてからエンジンを始動させたところ、電流計の針は元気よく右にふり切れる寸前まで振れて、数分で真ん中になりました。 音も静かでアイドリングも良好です。