今回は2UエンジンのOHを数回に分けて投稿します。
かなり前から依頼されていたのですが、部品がそろってきたので行うことにしました。
ドナーエンジンは、依頼者がオークションで落札!・・・海のものとも山のもとも・・・覚悟の上です。
落札されたエンジンが頑丈な木枠梱包で届きました。
息子と2時間以上かけて開梱作業です。
木枠と大量の緩衝材は、電動丸ノコで小さく切断して東京都の燃えるゴミ袋8袋になりました。
持っていってもらえるか心配しましたが、大丈夫でした。
エンジンは・・・真っ黒です。
今まで見た中で一番真っ黒です。 かなり厚くオイルのしみこんだ泥がこびりついています。
それにヨタでは不要な部品がいっぱい取り付いています。 マフラーはつぶれて曲がっています。
・・・嫌な予感がします・・・
しかし、隙間なく真っ黒いほど、実はこれを落とすと綺麗になる確率が高いのです。
実は腐食はこの状態の方が進まなのです。
不要部品を四苦八苦しながら外して、軽く掃除をして点検・・・
こりゃこのままエンジンをかけてみるか!
折れたエキゾーストパイプをグラインダーで切断し、キャブ、マニホールド、デスビ、オイルフィルタ、燃料ポンプは、手もちのものを付けます。
セルモーターとイグニッションコイルは、生きているかもしれないので、そのまま使います。
ガソリン携行缶を使ってチューブを入れて・・・バッテリーをつないで
エンジンは木の枕に乗せているだけです。
できの悪いエンジンだと暴れて落っこちます。 そうなりそうなら止めちゃいましょう!
かかりました!
イグニッションもセルも生きていました。ラッキー!
振動も少なく良い感じです。
さすがに20cmしかエキゾーストパイプが無いのでかなりうるさいです。
バルブに少し問題がありそうですが、ここはヘッドごと交換するので大丈夫 ・・・ 15分ほど回しました。
これから仕上げていくのですが、まず、ひたすら掃除です。 レストアの95%は掃除です。
これからのオーバーホールと2U-C→2U化への作業、少しずつ投稿していきますのでお楽しみに!