2015年もついに師走になりました。 インフルエンザの季節です。みなさんお身体をいたわりましょう。

今年は、かなり多忙でした。 休日は、ほぼ予定があり、何かやっている状況でした。
12月に入り、やっと時間ができたので、ヨタ乗りの「I」氏から依頼されたデフの整備を始めます。
ずいぶん待たせてしまいました。申し訳なく思います。 
これで今年4個目のデフ整備です。
ベアリングも、手もち分が無くなってきたので、いつものベアリング屋さんに少し余分に頼みました。

さて、まずは分解して灯油で綺麗に洗います・・・ 基本ですね。
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積年の汚れで灯油を4Lも使いました。

唸りが出たデフですが、全てのベアリングがそれなりに痛んでいました。
ピニオンの小さい方のベアリングとデフのサイドベアリングはダメでした。ピニオンの大きな方のベアリングは何とか使えるレベルですが、この際すべて交換する方がよさそうです。 

また、このデフもギヤが摩耗で痛んでいました。 多分、ベアリングを交換しても、それなりに唸りは残ると思います。  こういう摩耗したハイポイドギヤのバックラッシを 新品の規定値まで詰めてしまう人もいるようですが、かえってギヤの痛みを早めます。  摩耗量に合わせたギヤセッティングを行うしかありません。  うまくセッティングできたときは、軽い高音気味の音程度に緩和し、なじんでくると消えていく場合もあります。 そうなれば良いですね。喜んでもらえますね・・・

デファレンシャルは、きちんと作業するとかなり大変な作業です。 体も相当につかれます。
2Uエンジンの分解整備の方がよっぽど楽です。 エンジンはセオリー通り組めば、それなりにきちんと動きますが、ギヤを流用しなければならないデフ整備は、作業のいい加減さがすぐに現れてしまいます。 
気合を入れて今年最後のデフ整備を成功させましょう。

これが終わったら、たまっている自分の車の整備を始めます。 
実は私の車もデフが唸っています。後輪のブレーキラインも交換が必要ですし・・・でも、まずは頼まれ物が優先ですね!  
次回に続く・・・