今日は冷たい雨、。家族は出かけてて小生1人です。 こんな日は暖かい部屋の中で出来る作業・・・
小生のヨタハチ、スピードメーターケーブルの痛みが進んでメーターの針が小刻みに震えます。この際なのでメーターケーブルを取り替えることにします。
イメージ 1ミッション側のアウターは硬くなり破れ、インナーはささくれたヨタ用純正ケーブルです。

交換とはいってもスポーツ800用メーターケーブルなんて持っていません。部品供給もありません。
そこで自作することにします。

まず、70年代位のトヨタか三菱のメーターケーブルを用意します。同形式のメーターケーブルで、長さがヨタハチ用より長ければ何でも可です。まだ補給している車種もあるので安価で手に入れられます。
イメージ 2とりあえず手持ちの車種不明のケーブルを使います。

もちろんワイヤー用専用工具なんて持ってませんし、買う気もありません。手持ちの道具で長さ調整します。

まずアウターから金具を外します。外すのはメーター側です。これは簡単、金具をライターで軽くあぶるだけで、あっけないくらいスポッと抜けます。
イメージ 4イメージ 5

イメージ 6次にアウターの長さを純正にあわせ切断します。金具には15mm程度入りますのでその分長くテープでマーキングします。このテープ端面を基準に仕上げます。

イメージ 7まず、数ミリ長めに切断したら、中にティッシュを詰めて切断屑や金属粉が入らないようにし、切断面をヤスリで仕上げます。
この仕上げでエッジやバリがあるとインナーに傷をつけたり磨耗させてしまうので慎重に仕上げます。


イメージ 8次は、金具の再生です。一度抜いた金具を再使用しますが、アウターケーブルの直径まで金具を広げなければいけません。ちょうどダイス回しの棒がぴったりサイズだったので、これを打ち込んで拡げました。


イメージ 13金具は6角形にカシメられていますので、今回はポンチで6面を少しづつつぶして固定しました。ついでに接着剤スーパーXも漬けておきました。左は純正、右がカシメ後です

イメージ 14ケーブル位置も良い常態です

イメージ 9次はケーブルの加工です。これも金具は再使用します。純正にあわせてケーブルを切断した後は、地道にワイヤーをほぐして行きます。
ワイヤーがばらばらになったら、1本ずつ金具から引き抜けば、金具が抜けます。あせらず地道に1本ずつ行います。



金具もアウターのときと同様にワイヤーと同じ径の棒を叩き込んで拡げます。
ワイヤーを挿入したら、やはりポンチで叩いてカシメます。
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最後にグリスを塗ってケーブルを通し、手で回転させてみて引っかかりや重くないか確認します。
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ヨタハチ用スピードメータケーブルの完成です!
内側のぼろいのが純正、外側が今回製作したものです。
今回の予算はドナーになったケーブル込みで約日本酒1升瓶1本分でした!