結婚=恋+愛+相手の家族??(仮) -5ページ目

結婚=恋+愛+相手の家族??(仮)

ほぼフィクション小説です。
1回が短めになっているため、ぜひお立ち寄りください。

ピーン・・・ポーン


と、やけに間延びした入店音が店内に鳴り響く。


時間は12時を回ったころだ。


その度に、自動ドアをを振り向いてしまうようになっていた。


今までは、雑務をしながら「いらっしゃいませ~~」と言っていたのに。


(私らしくないし!)



と、鈴は思う。



前までこんなに気になることもなかったのに・・・・



これじゃあ・・・まるで・・・








「日比野さんっ。何~~?ボーッとしちゃってぇ~~」



同じアルバイトの厚木さわこに声を掛けられた。



「あっ・・・スミマセン!なんでもないですっ」



さわこは鈴より半年前にアルバイトに入ったフリーターの女の子だ。



鈴がアルバイトを始めた頃、店のことや業務内容について、いろいろ丁寧に教えてくれた。



「おっ・・・顔が赤いよ~~。今日はデートとかっ??」



「違いますっ。私、彼氏いないですってば!」



さわこには前に彼氏はいないと言ったはずだが、信じてもらえない。



さわこは大学1年のころには彼氏がいた。



高校の時から付き合っていた彼氏だ。



でも、彼が他県の大学に行ってから会える時間が減ってしまったのだ。


他県とはいえ、2時間も電車を乗り継げば会いに行ける距離だったが、高校の時は通学路が一緒だっ


たため、毎日会えた。



そのうち、鈴も彼も大学が忙しくなり会う時間も減ってきてしまった。



(私が悪い・・・)



鈴は今になって思う。



何週間も会えない時間が当時の鈴には辛かった。



なんでそんなことも我慢できなかったんだと思うが、傍に居て欲しくて、それが叶わなくて、辛くて・・・・



それで鈴から別れを切り出した。



後悔したって仕方がないのは分かってる。



次の恋にがんばろうとしたけれど、結局大学時代に鈴の恋が実ることは無かった。



あれから5年。



未だに鈴は彼氏がいない。



                                     ・・・・・・・つづく








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