09年本屋大賞第一位の作品。


読後感はあまり良い感じではなかった。

人が考えていることって、本当にわからないんだなという感想。


ある出来事に対して、登場人物それぞれがどう考えているかを

それぞれの視点で章分けして語っている。


真実はどれかはわからない。

誰かはウソをついているかもしれない。


事実は小説より奇なりとはよく言ったもので、

現実も、人の考えていることはまるでわからず、

ミステリーそのものだ。

『向日葵の咲かない夏』『シャドウ』のような、

重たく、暗い雰囲気がなく、

少しユーモアさえ感じる作品だった。


しかし、結論でもっとびっくりしたかった。


他の作品が大好きすぎるからかもしれないが、

序盤から張られている伏線を、深読みしすぎ、

結局「そんなオチか」と思ってしまった。

『百夜行』の続編。


氷の女は健在だった。


今作のパートナーは前作と違って、感情が描写されていた。

それも、すごく弱いく、もろい面が強調されていた。


前作のパートナーも、本当は彼のように弱かったのではないだろうかと思う。


前作とのつながりがところどころに隠されていて、

すごく面白かった。