ダヴィンチ・コードの前作となる作品。

ダヴィンチ・コードと同じく、建造物の描写が非常に丁寧。

ただ、ローマに一度も行ったことがない私の想像力では、

細かいところまでイメージ出来なかった。

もし行ったことがあれば、10倍は楽しく読めただろう。


歴史的事実に基づいている点も興味をそそる。

どこまでがノンフィクションで、どこからがフィクションかわからない点がうまい。


そこに関連して、裏組織の存在など、現代人の好奇心をそそる物語は秀逸。

知ってはいけない、ごく一部の人しか知らないことがあるのではないか…

という疑問をつっついてくるので、一度読んだら止まらなくなる。


一番すごいなと感じた部分はそもそもの設定。

ラングドンが水泳をやっているという、冒頭ではどうでも良かった設定が、

あとで活きてくるなど、布石のはり方がすばらしい。


映画化されるようなので、是非、見に行きたい。

ダヴィンチ・コードのように端折りすぎて、それぞれの事実の背景がつかめない作品になっていないことを願う。


反物質の爆発や、カメルレンゴの神々しい姿、そして何よりも

ローマ・ヴァチカンの情景を映像で見ることが出来るのは楽しみだ。

たまには雑誌もアウトプットしてみよう。

4/7号の日経アソシエの特集は


「ロジカルだけど簡単 最強の問題解決術」


ビジネスは問題解決の連続だとよく言われるが、

最近、日々実感することが多い。

本特集は、社会人の基礎を学べるものだと思う。


応用を学ぶ前に、ロジカルシンキングの基礎を、

シンプルに学べる内容だった。


壁にぶつかったとき、また読み返すとヒントが見つかるかもしれない。


「このミステリーがすごい!2009」の作家別投票第1位という帯を見て、すぐに読んでみた。


「ミステリー」とあるくらいだから、どちらかというと推理小説のような意識で読み進めたが、

最初はなんだかがっかりした。

ミステリーっていうよりも、ファンタジーに近いじゃないかと。


ただ、読み進めるうちに、どんどん引き込まれた。

新しいミステリー小説である。


読んでいる中で、変な違和感がたくさんあり、

それが最後に納得を持って読み終われたのは、

少しイニシエーションラブに近いものを感じた。


思い込みであったり、主観と客観という部分を

うまく落とし込んで、読者をだますような筆力には脱帽した。