素直な感想を言うと、

わからなかった。


すごく概念的な、哲学的な話で、

正直、理解できなかった。


なんとなくいいことを言っているのはわかる。

ただ、自分に落とし込んで理解することができなかった。


ただ、人生に悩んだとき、きっと支えてくれる。

そんな本だと思った。

タイトルと帯を見て、なんとなく手に取ってみた。

内容は、予想していたものと全く違い、戦争を振り返るような小説だった。


戦争を生きた人たちの戦争手記のようなパートと、

20代の戦争を知らない若者の戦争に対する考えを書いたパートで構成されている。


戦争の真実に触れるにつれ、若者の考えが変わっていく流れと同じように、

自分も戦争に対するイメージが変わった。


特攻に出た人たちは、どこか狂信的で、

天皇や国のためになら命を喜んで捨てるというイメージを持っていた。


しかし、そんなことはなく、

ほとんどの人間が死を恐れ、天皇や国ではなく、

家族を救えるならと理由づけし、

悲壮の思いで特攻したという。


なんという悲しい時代だったのか。

現在、同じような状況になったとき、自分は特攻しろと、

事実上命令のような形で言われたとき、「嫌だ」と言えるだろうか。


この本の中に、本当に男らしい男を見た。

初めて官能小説を読んでみた。


文字が、これほどまで強烈にエロティシズムを表現するとは・・・

というのが正直な感想。


また、よくある(売れている)恋愛小説よりも、

より恋愛の本質を描けているような気がした。


やはり、恋愛の本質には、

どこかエロティシズムがあるのだと思う。