やはり企業物は面白い。


読み物としてだけでなく、大変勉強になる。


ファンドや証券会社の儲ける仕組み、

M&Aの仕掛けなど、

ストーリーになっているので、スムーズに頭に入ってくる。


また、著者の企業買収に対しての問題意識が全体を通して感じられた。


THE社会派小説という感じで、すごく面白かった。

題名の通り、男やセックスに埋もれていく女性の話。


しかし、本当に埋もれているのは、自分の思い込みだったと思った。


起こるいろいろなことに対して、

主観的な思い込みにぐっと入っていく主人公の心のうちを

きめ細かく描写している。


序盤はぐずぐずした感じの主人公が、

恋愛を通して成長する姿は、恋愛小説にありがちだが、良かった。


最後に主人公の気持ちとして、

「物事はなんでも埋もれてみなければわからない」

と述べているが、その通りだと思う。


いろんなことに精一杯埋もれることで、成長していく。


そんな姿を教えてくれる小説だった。