ル・コルビジェは好きな建築家のひとりです。1923年に彼の手がけたラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸を訪れてみました。現在はル・コルビジェ財団の本部でもあります。



パリ16区にあるこちらの邸宅は、門をあけて私道をしばらく歩くと正面にたたずんでいます。外観はこちら。コンクリートを使ったバランスの難しい作りで、当時としては斬新なデザインであったことが伺えます。窓のガラスも壁に沿って湾曲していました。



Villa La Roche Jeanneret / Le Corbusier



マカロンのサンクチュアリ  ~ココロは東へ西へ~


靴にビニールのカバーをして、中を見学することができます。2階部分のスロープが斬新です。スロープも階段もかなり幅が狭く感じました。「写真撮影はOKですが、手すりや壁には手を触れないでください」と言われましたが、この勾配でつかまらずに上り下りするのはちょっと辛かったですね。



マカロンのサンクチュアリ  ~ココロは東へ西へ~


この家をオーダーしたロッシュさんはスイスの銀行家で、アートコレクターでもありました。もともと彼のコレクションを飾るための家としてこの家を注文したというから、贅沢なお話です。コルビジェのイメージの白のみでなく、ところどころに青、レンガ色などの色も見られました。テラスは、冬場は立ち入り禁止で残念でした。



マカロンのサンクチュアリ  ~ココロは東へ西へ~


写真は吹き抜けの様子。個人的にはコルビジェの椅子が好きですので、この家に椅子が並んでいるところを見てみたいものです。東京の自宅にコルビジェの椅子がほしいなと思いました。




明日も素敵な一日をお過ごしください。

パリの左岸に2010年11月にオープンしたエルメスを訪れました。今までフォーブル・サントノレ本店と、ジョルジュサンクの右岸のお店、左岸にはテンポラリーの小さな店舗しかありませんでした。



左岸セーブル通りにあらわれた新店舗は、もともと「ルテシアホテル」のプールのあった場所を活かしたデザインがちょっとした話題の様子でした。2005年に歴史的建造物として指定されたこのプールの底のモザイク・タイルはそのままに、木の曲線を使った有機的な空間がどこかほっとさせてくれます。



マカロンのサンクチュアリ  ~ココロは東へ西へ~


ね、素敵でしょう?



全体的にゆったりとしたディスプレイのため、品ぞろえは薄いイメージを持ちました。どちらかといえばインテリア、ステイショナリーなどのホームコレクションが多く、バッグなどはとても少なめ。この日、バーキン、ケリーは一つも在庫がないとのことでした。



マカロンのサンクチュアリ  ~ココロは東へ西へ~


お店のエントランスの右側にはお花屋さんがありました。全体的にエコなイメージですね。サロン・ド・テもありますのでお茶に立ち寄ってみるのも良いかもしれません。




明日も素敵な一日をお過ごしください。




パリにはたくさんの美術館が点在し、好奇心は尽きることがありません。その一つ、ギュスターブ・モロー美術館に足を運びました。



ギュスターブ・モロー Gustave Moreau は、19世紀パリの象徴主義の先駆者とされる画家。巨匠マティスやルオーの先生でもあります。ラ・ロシュフーコー街の彼のアトリエ兼自宅は保存され、現在は美術館として公開されています。



館の壁には所狭しと彼の作品が飾られています。聖書や神話を題材にした幻想的な世界観に心がひきこまれていきます。



マカロンのサンクチュアリ  ~ココロは東へ西へ~


上の作品は「アルゴ船乗員の帰還」。未完の作品ではありますが、ヘレニズム時代叙事詩の「アルゴナウティカ」を題材とした、人間の若さと傲慢の極みが感じられる逸品。



19世紀のいわゆる「世紀末」芸術に影響を与えたといわれるギュスターブ・モロー。下の写真は彼の寝室。




マカロンのサンクチュアリ  ~ココロは東へ西へ~



19世紀の建物自体も楽しめます。こちらは3階建ての2階部分。螺旋階段と壁一面の絵画が素敵。上の階に行くほど完成度の高い作品が飾ってあるように思いました。



マカロンのサンクチュアリ  ~ココロは東へ西へ~


そして少し驚いたのは、彼が一方的に愛した女性のために部屋まで用意していたこと。片思いなのに彼女の肖像画や蝶の標本なんかもあって、マニアック!ここまで愛されたら女冥利に尽きるでしょうか、それとも・・・?



マカロンのサンクチュアリ  ~ココロは東へ西へ~



明日も素敵な一日をお過ごしください。