もう終わったんだと思う。スムーズな引き継ぎは何一つできちゃあいないし、君も僕もまだ職場に顔を出すこともあるだろう。だけどさ、やっぱり終わったんだと思う。どこかのタイミングで、ふと感傷が襲ってくるかもしれないけどさ。それはもう過去のこと。感傷に浸って自分たちがやってきたことを思い出して生きるくらいなら死んだ方がマシだし。












今日も僕は君と電話している。君に対する気持ちは何一つ変わっちゃいないけど、電話をしてて、こんなに気持ちが高揚しなかったのは初めてだ。


それはさ、仕事が終わったということは、君と僕の関係も終わったということに気づいたからだろう。めんどくさいめんどくさい言いながら二人でやってきた仕事を、もう二度と君とやることはできない。そのことが僕の気持ちを高揚させなかったんだと思う。
終わった気がしない。
もう何度も言ってることだけどさ。





最後の勤務はなんか中途半端というか。






残った仕事を(手抜きはせずに)さっさと終わらせて、仕事の話なんかはひとまず置いといて、横浜あたりで待ち合わせして、美味しいもに食べながら酒でも飲もうかと考えてたんだよね、君も僕も。



それは結局叶わなかった。引き継がれていない仕事とか上司とか天気とかタイミングとか、ありとあらゆるものから邪魔された気がする(笑)。



思えば、僕と君の関係って2年前の冬ぐらいからずっとそうだよな。周りにジャマされっぱなし。で、テンションが下がってしまうパターン(笑)






最後ぐらい出会った頃みたいに、フリーでいたかった。













だから何の感慨もない。
誕生日でもクリスマスでもバレンタインでもないし、完全に完全に、完全に(しつこい笑)油断してた、君からのプレゼント。嬉しい。君が誰かにプレゼント選びをするのが好きだということを差し引いても(笑)嬉しいな。



ありがとう。



『別に大したものじゃないです』と言ってた君のそのセリフは、九州人特有の恥ずかしさから来ているセリフ、のはず。



お返しどうしよー。











やっぱ温泉旅行宿泊券かな(笑)
明日で最後だけど、実質今日が最後みたいなもんかな。明日は昼からノンストップでやんなきゃいけないから、比較的ゆっくり話とかしながら仕事するのは今日が最後。



感慨はまだない。



でも、仕事は確実に終わるし、その先の、君と別れることを考えると落胆するんだけどさ。




やっぱりまだ感慨はない。
ただ、なんていうんだろ、君は君でずーっと来客だったし、忙しいと思っていたから、今日は僕は僕で勝手に仕事してよう、というモードになっていた。



要するに、淡々と仕事をしようとしているときは機嫌が悪そうに見えるってことだな(笑)。ちょっと反省。



バイトがやってきた。突然派遣されて、何やっていいか分かんなかっただろうな。同情。だけど、それにしても立ってるだけだったから、一人で回すしかなかった(泣)






君が言ってた、終わる気がしないって。そうだね。僕もそんな感じかな。ちょっと違うのは、あと3日で終わるのに何の感慨も寂しさもない、ということ。そういう感情は終わってから感じるものなのかなぁ。



自分がいなくたって仕事は回る、という事実は、もう一つの職場で嫌というほど味わっているからさ、だから君と僕がいなくなっても回るんだろう。衰退しながらね。。




僕ら以外の誰かが仕事を上手くできるならやってみろって気持ち、上手くできるならやってほしいって気持ち、もはやどっちでもいいやって気持ち。色んな感情が複雑に入り交じっている。














15日過ぎたら。
すべてリセットした状態で。
最後に君に会いたい。
夜の仕事がない(かもしれない)と分かったとき、めちゃくちゃテンション上がった。僕も君も。


こーゆーの、ひさびさだよな(笑)土曜って本来そういう日だったはずだよね。定時無視して早く帰るとか考えると無条件にテンション上がる(笑)。早く帰れるから、というのはもちろんだけど、何より、ちょっと悪いことやっているというスリル?が楽しくて仕方ない。結果的には早く帰れなかったけど、あの瞬間が共有できただけでも嬉しい。
昼はやっぱ電話しづらい。



夜にそっちから連絡来た。で4~50分してから電話したら、既に留守電。





考える。。。





最近早く帰っている。だからこの時間の退社はアリはアリ。おしゃべりバイトを先に帰しても、22時前の退社はないはず。電話が21:40ぐらいだったっけ。22:10~15に退社か。だとしたら既に帰宅してるから諦めるしかない。



でも、そんなに早く帰宅するかな。帰宅しない、はず(笑)。だったら飲みに行ってる可能性があるな。でもそうなら今日は諦めるか。



いや、諦めたくはないな。色んなパターンに対応するのが僕だから(間違った使命感・笑)、電話あったときにキャッチできないと意味がない。



バイトが帰ってなかったとすれば、おそらく退社して駅に向かうくらいの時間。時刻表をチェックして、君の駅の降車時間を頭に入れた。可能性があるなら、22:53から23:05までの電車か。僕は帰宅中だし、ま、気長に待つか。



って感じで帰宅した。君とは毎日話をして仕事の締めをしたい、ていうか、締めないと気持ちが悪い。と、思ってる自分が気持ち悪い(笑)
君と仕事する日。
やれることやろう。
モチベーション落としたって。
誰も同情なんかしてくれないからさ。




好きって。
君に言ってしまった。
気が緩んでた。
反省(笑)
明日は、明後日は、半年後は、一年後は、今日より良くなるはず、という気持ちのことを、僕らは『希望』と呼ぶ。




そういう意味で、僕と君には、いや、僕と君がやっている仕事には希望がない。もっと正確に言えば、良くなるのか悪くなるのか、その判断材料すらない状況だ。







希望がない状況では不安が煽られる。だけど、常態として不安があることは当然のことだし、むしろ不安感がない人間の方がおかしい。だから、不安があること自体を恐れる必要はない。



今の仕事が一段落して、状況が落ち着けば君の思いも変わるんじゃないか。彼のことを好意的に見れるかもしれないし、逆になるかもしれないし。それは僕には分からない。一般論で語れるほど、男女の話は簡単ではない。



君がやんなきゃいけないことは、自分の思いや欲望や原則に忠実に従って生きる、ということ。



僕らは誰かのために生きているわけじゃない。自分のために生きているんだ。



自分のために生きて、それが結果的に誰かのためになることはある。だけど、誰かのために生きて、それが自分のためになることはない。



自分のために生きるって、それがお金なのか結婚なのか愛情なのか、あるいは仕事なのかは分からないけどね。



僕は自分がやりたいように生きてきたからさ、願わくば君にもそうあってほしい、と思う。
仕事に行くこと、君に会うこと、今日ほど前向きになれなかった日はないなー。原因はあるようでないようで、はっきりとは分からない。

ただ、日曜に君が彼と会っている、ということが影響しているのは間違いない。


『君は今だってウサギの彼女だし、永遠に自分の彼女には出来ない。彼と結婚間近になったからって今さら何を悲しむ必要があるんだ?』と、自分に問いかけてみるけど、結局それには正直には答えることが出来なかった。


今日は、君に対するあらゆる感情、喜怒哀楽を感じないようにするしかないな。仕事に対しても、そうするしかなかった。



だから淡々とこなした。怒っていたわけでも嘆いていたわけでもない。ただ、淡々とこなした、仕事もね。




これってなんか違うと、帰り道を歩きながら思った。楽しいときも、そうじゃないときも、僕は君と向き合ってきたはず。だったら今日だって向き合わなきゃいけない。



僕らの時間は限られている。



電話してみた。何をどう話すのか、話さないのか、わかんなかったけど、電話してみた。



今日は二人ともダメだったね、と、それを確認しただけでもよかった気がする。やっぱり君にはウソはつけない。