雨、サツキ、或いは女 | 人生をピンセットでつまむ

雨、サツキ、或いは女

雨降りの今日、

おもいっきりコケたらば、

親指から手をついて、

メリっ!とか言ってんの。

親指がメリって喋ったわけ。

喋るわけないじゃんね?

馬鹿なの?僕は誰なの?

てか、さっきから君の後ろにいる、

女の人は誰なの?

ま、女の人は置いといて、


あのさ、すんげぇー!!痛てぇー!!

じゃんか馬鹿やろう!!


もう何か握力とかないっす。

あ~あ、もうやだ。

やだやだ、紅しょうが。

僕は紅しょうがなんか嫌いなんだよ。

あの、赤々とした紅が嫌いなんだよ。

僕は、嫌いなんだよ。


ところで、雨降りと言えば。

私の職場の師である、

75歳のじいちゃんが雨降りになると、

仕事車の軽トラックから、

おもむろにビニール傘を取り出してかぶる。

その傘は、骨が何箇所折れている。

しかし、じいちゃんはそれを気にすることなく、

のんきな雰囲気で雨の中に立っているのだ。

その姿を雨が降るたびに見て私は思う。


それはとてもファンタジックだと。


何だろう、『となりのトトロ』の雨のシーン。

ネコバスが登場するあのシーンに、

傘かぶるじいちゃんが、

紛れ込んでいても何ら違和感がないのでは?

そう思ってしまうのだ。

そして、じいちゃんは当たり前のように、

傘をたたみ、ネコバスに乗り込む。

そんな想像をして、私は一人、

密かに笑うのである。

これは何とも表現し難いのであるが、

非現実か幻でも見ているような感覚だ。


そして、君の話に戻ろう。

後ろの女の人、

君は振り向いてはいけない。

振り向いても恐らく見えないだろう。

だが、見ないに越したことはない。

人生は振り向いている暇があれば、

その時間を前に向けよう。

女を見ずに前を向こう。

私はそう思う。

凄い形相だが、気にしない事っ!!


僕からは、以上!!

バイチャ♪