ディンゴと私
ディンゴ がうろうろしている。
口からはヨダレをたらし、
うろうろうろとしている。
てか?ディンゴ って何だ?
チンコはよ~く知ってるが、
ディンゴは良く知らん。
パッと見犬だろうなとは分かるが、
それがディンゴだなどとは私は分からない。
ただアレはディンゴだぞと言われたから、
アレはディンゴなのだと認識しているのだ。
だからアレは実はディンゴではないかも知れないと言う、
疑問がにわかに私の脳裏に浮んだ。
騙されてしるのかも知れん!
そう気が付いたのである。
しかし、世の中にはそんな事が溢れかえっている。
宗さんと言う愛称で呼ばれている地方芸能人がいる。
だが、画面に映るその『宗さん』と呼ばれる男は、
本当に宗さんなのだろうか?
てか、宗さんってなんなんだろうか?
それはただ周囲が『宗さん』と呼んでいるだけであり、
記号のようなモンだと私は思うのだ。
だから私も時々自分が誰なのか分からなくなる。
家族や他人は僕を『○○』や『ソソ』と呼ぶ。
けれどもそれは私以外の人間が決めた記号だ。
私は私しか分からないのだと思いながらも、
そんな私自身が誰か私が誰なのか分からなくなる時がある。
ディンゴと呼ばれる動物。
○○、ソソと呼ばれる動物。
二人はただの動物なのだ。
ただそだけなのだ。