小さな穴からこんばんは | 人生をピンセットでつまむ

小さな穴からこんばんは

狭くてボロい我がアパートで、

ベッドにあぐらをかき、座って瞑想していると、

目の前の壁と床の境界にぽっこりと開いた小さな穴から、

これまた小さな3cm程の小人?が部屋に入って来た。

隣の部屋から?いやいや、隣には部屋は無くここは角部屋だ。

つまり、小人は外から入り込んで来た事になる。

入ってきた小人はキョロキョロと周囲を伺った後、

穴に向かって手招きをする。

そうすると、その穴からまた小人がゾロゾロと入って来た。

どんどんどんどん、

どんどんどんどん、

どんどんどんどん、

入って来た。

そうして、彼等は私の部屋を綺麗に一列に並び、

あっちこっちと行進して回った。

キャッキャキャッキャと騒ぎながら行進をしている。

喋っているのが何語なのかは私には分からない。

だが、非常に楽しげだ。

そんな光景をベッドから眺めていると、

私もその行進に非常に参加したくなった。

だから私は、はいているジーンズを脱ぎ、

着ていたTシャツを脱ぎ、

そうして最後にパンツを脱いだ。

すっぽんぽん。

私の股間には大人のしるし、

まっくろく○●けが住み着いている。

すっぽんぽん。


私は行進の最後尾に着いた。

小人の歩幅は私とは大きく違うので、

私はあまり前に進めなかったが、

やはり行進は楽しく愉快だ。


ツッタカタ~♪ツッタカタ~♪


そう口ずさみながら行進をしていると、

何だかあまりにも可笑しくなっ来て、

笑いが腹の底から溢れ出して来た。

私は膝を突き、その場に寝転がって、

ケラケラと笑った。


プチ!プチプチッ!!


背中の方で破裂音がした様な気がした。

私は何かと思い、起き上がってそれを確かめた。

3人の小人が潰れている。

そして、他の多くの小人が罵声らしき声を上げ、

私を怒りの眼差しで睨み付けている。

すると何やら彼等はロープを何処からか運び出し、

テキパキと私を縛り始めた。


1分


2分


3分


・・・・・・


気づけば私は、勿論素っ裸のまま、

亀甲縛りにされた。

SMの趣味などないのに。

亀甲縛りにされた。

すると小人の幾人かが、小さなたいまつを持って来て、

私の片乳に4本ばかり、寂しげに茂っている乳毛をチリチリと燃やした。


あつ!あつあつあつっ!!


あまりの熱さに悶絶し、ゴロゴロと床を転げまわった。

そうして、亀甲縛りの私は熱さを紛らわし、

やや落ち着きを取り戻して床に寝そべっている。

と、ふと何故だか寝転がった私は右上方に目をやった。

壁の小窓から藍色の空が見え、

そこにはベージュ色の月が浮かんでいた。

それはとても美しく私に瞳には映り、

今日は満月か?などとのん気な事を思った。


こうこうと電球が私の裸体を照らし、

こうこうと美しい月が世をてらしている。


それが、今の状況なのだ。