埼玉~山梨へ4日目(前編)
我々は埼玉県秩父で一夜を明かし、
次の目的地、山梨へと向かう。
何故、山梨なのか?ギャン玉ちゃん?
と、問われれば我々ギャン玉ァ~ズはこう答える。
富士五湖方面から富士山を眺め、写真を撮る為に決まってるだろうーが!!
そんなこんなでギャン玉ァ~ズは秩父から山梨へと向かう山道を走る。
すると、何やらダムが見えて来るではありませんか。
だから勿論そのダムを目指すのです。
朝の光に照らされたダムは非常に清々しい。
ダム好きの私のテンションも朝ながらも必然的に上がる。
いわゆるこれは朝立ちだ。
いや、違った。
決して私の股間はテンションを上げてはいなかった。
嘘言ってごめんなさい。
けれどもそんな私は、単なる水溜りに海辺育ちだからか、
いっぱいの水を見るとやはり興奮してしまうのだ。
だが言っておくが、変態な訳ではない。
ただただ純粋に水の集合体が好きなのだ。
しかし、逆にその水溜りに恐怖を感じる事もある。
水の底を覗くと吸い込まれそうになるからだ。
あれは何なのだろう?
好奇心と恐怖が水の集合体にはある。
凛々しいその姿に惚れ惚れとして眺める。
冷たさを感じさせるコンクリートの建造物は素敵だ。
冷たくされればされるほどに追いかけたくなる。
これって恋?ですか?
そんな恋をしたこのお方は、
どうやら滝沢ダムと言うお名前らしい。
そして、まだ埼玉県秩父市だ。
我等ギャン玉ァ~ズは先を急がねばならない。
後ろ髪引かれつつ目指すは富士五湖近辺。
日本一の山、富士山をそこから眺める為に来たのであるから。
我々は車へと乗り込み走り出した。
ヴィッツは静かなエンジン音で坂を上る。
左右に揺れる車体は朝日で路面に影を落とし、
その影が車体と同時に揺れる。
それはまるで生き物のようだな。
などとそれを眺め私は思った。
揺れる揺れる車体は揺れて僕等を運ぶ。



