東京~埼玉へ3日目(後編)
299号をひた走り、やがては140号へと乗り換え、
長瀞方面へと走っているのだが、どうも、
「渋滞しているのだよ!」
とレンタカーのカーナビが教えてくれているらしく助手席の友人が伝える。
普段、私はカーナビなどと言う近代兵器は使用していないので、
「そんな事も分かってしまうのかい!?ちんちくりん?」
などとカーナビとか言うちんちくりんに何故かライバル心を覚え、
旅は本の地図片手にムフフだろうー!バァ~ロォ~!
とか思ったかどうかは定かではないが、
「便利だね♪」と普通に思った。
そんな近代兵器が示唆した様にやがて渋滞が訪れた。
ちょうど道路が一望出来る坂の上から見るに、
長く色とりどりの鉄の塊が並んでいるのが分かる。
さすがに三連休の中日。
人々はこの不景気にも関わらず密かに世に飛び出しているのだ。
私達はこの渋滞にどうしたものかと逡巡し、
あれよあれよと流され、行きたい長瀞岩畳にたどり着けずにいた。
てか何せ渋滞が酷過ぎて上手く進めない、たどり着けない。
なので、我々はナビ上の地図を眺め賭けに出る。
「ここだ!こっちに進むのだ!!」
そう決心し、迷う。
時は刻々と過ぎ行き、秋の空からは太陽が消えかけている。
私達は焦りを感じ、これでは写真が撮れないぞ!
と、せめて紅葉が撮影出来そうな場所を見つけ車を止めた。
おぉギリギリセーフ!
とか思った訳だが、まだ目的地には着いていない。
だからせっせと撮って先を急いだんだよ。
近づいた岩畳はまだ渋滞していたのだが、
もう待つしかない。
目指すは岩畳だ。
そうして待ちに待って駐車場へと入り、
私達は念願の岩畳へと侵入する。
暗い・・・暗いぞ・・・
そして、地味・・・地味だぞ・・・
などと思いながら、
日は落ちて行ったのだ。
何か木がライトアップされていた。
せっかくなので撮った。
綺麗かな・・・?
そうして長瀞を後にし、予約した秩父のホテルへと向かった。
その時もう渋滞はしていなかった。
ホテルに着いた私達は温泉に入るべく、
あらかじめ調べた武甲の湯へと向かい、
寒空の露天風呂を堪能し、
今度は夕食へと足を運んだ。
ここは私の要望である秩父のお店。
過去の記憶でタン麺が非常に美味く、
是非、食べたいと思っていた店で食した。
友人ぺぺ君も美味いと言ってくれ、
連れて来た甲斐があったと安心した。
やはりあそこのタン麺は美味い!
タン麺を堪能した私達はホテルへと戻り、
コンビにで酒を買い飲んだ。
久しぶりにぺぺ君に会ったので色々な昔話や近況に花が咲き、
終止笑い、楽しい時間があっと言う間に流れた。
遠く離れた友人と今もこうして笑い合っている。
私は人生において素晴らしい友人に出会えたのだと今更ながら気づく。
この旅、それが私にその事を深く深く刻んだ。
良い旅だ。
そして、この旅はまだつづく・・・
(タイガー・ジェット・シンのTシャツを着てくつろぐぺぺ君。
これは以前、私がやっていた店で売っていた物だ。
着てくれてありがとー!!しかし、凄げぇ酔っ払った・・・)



