東京~埼玉へ3日目(前編) | 人生をピンセットでつまむ

東京~埼玉へ3日目(前編)


3日目は場所を東京から埼玉へと移動した。

これは今回、結婚式で上京するに辺り、

九州から来るぺぺ君と東北から来る私が、

折角会えるのでドライブ旅行をしようと提案し、

その実現となったのである。

ちなみにぺぺ君は大学時代の同級生だ。

そんなペペ君と埼玉県飯能市集合という事で、

西武池袋線に乗り景色を眺めながらまずは電車の旅を満喫した。

そんな満喫中の私は何となしに隣の車両を眺める。

すると知っている人が見えた。

まさにそれはぺぺ君であった。

私がそちらを凝視していると、

彼もこちらに気づき、

『やあ』と言った様にお互いに手を上げた。

そうして、二人の旅が始まる。


飯能に到着した私達はまずレンタカーを借りるべく、

トヨタレンタリースに向かった。

僅かばかりの時間を経、

ぺぺ君が手続きを済ませ最初の目的地へと向う。

それは入間市にある『古都』と言う名の定食屋だ。

ここは彼の要望で決まった行き先であり、

私も懐かしい思い出溢れる店だ。

そこで懐かしき定食を頼む。


人生をピンセットでつまむ-古都


何だ・・・何だこの量は・・・

このボリュームは知っていたはずだが、

久しぶりにご対面するとそのあまりの量に、

絶句した後、思わず笑いがこぼれる。

そして、まるで完食出来る気がしない。

そんな敵前逃亡の寸前の私達は、

半笑いで食った。

出来る限り食った。

だが、食っても食っても減ってる気がしない。

まるで幻を見ているかの様な定食。

そんな夢の定食がここにはある。

ちなみに私は半分も食えなかった。

残してごめんなさい。


私達は罪悪感を覚えながら店を後にした。

向かうは秩父の長瀞岩畳。

そこに向け私達は走り出した。

299号を懐かしのFMラジオNACK5を聴き走った。

この道には私の思い入れがある。

約2年半?この道を通り勤務先へと向かった。

片道1時間の通勤ドライブは私にとって快適と苦痛の狭間を行き来した。

いや、苦痛の方が圧倒的に多かったはずだが、

今となればそれもいい思い出だ。

私はその道を走りノスタルジックな気分に浸った。

あの頃の私の姿を思い出しながら、

まだ若かったあの時の自分を・・・

またアクセルを踏みスピードを上げた。

そうして私は過去へと戻る。