夜が更けて朝になる | 人生をピンセットでつまむ

夜が更けて朝になる

昨日は久しぶりに小学校時代からの友人等と酒を飲んだ。

昔話に花が咲き、近況を話し、ゲラゲラと笑った。

そして、ベロンベロンに酔っ払った。

何だか久しぶりにここまで飲んだ気がする。

朝起きれば、履いていたズボンは抜け殻のように打ち捨てられ、

コンタクトは干からびた淡いブルーのゴミ屑に変わり、

ベッドの上には流木の様な私が横たわっている。

暑い日ざしが私を射す。

「起きろ、早く起きろ」

そう急かす。

首元から胸にかけて粘ついた汗が滴る。

それを手の甲でぬぐい瞼をゆっくりと開けた。

世界が始動する。

私はTシャツを脱いで窓辺に立った。

セミの鳴き声が遠くから聞こえる。