つう | 人生をピンセットでつまむ

つう

丑三つ時。

私はふと思いつき時計の電池交換をはじめた。

開ける部分がどうにも硬く、

マイナスドライバーで強引にゴリゴリとやっていると、

スポ!っとドライバーが裏蓋から外れ、

一直線に私の左手へと飛び込んでいった。


刹那。


ブスリと指に突き刺さった。



























「プギャ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」


私の叫び声が夜の闇へと溶け込んでいった。


「アォ~~~~ン!アォ!アォ!アォ!」


遠くの方で犬が鳴いた。


「ビェ~~~~~ン!ビェン!ビェン!ビェン!」


そして、私も泣いた。