罠 | 人生をピンセットでつまむ

今日は両手でケツの割れ目をパカパカ開いたり閉じたり開いたり閉じたりして

「古い~♪アルバム~めくりぃ~♪ありがとうってつぶやいたぁ~♪」

とかケツでつぶやいて、りみっぽく歌っていたのだけれども、

超泣ける!マジ全米が涙するね!

「あのおケツから発せられる歌声はシャルロット・チャーチを超えた!!」(ニューヨークタイムズ誌)

とかコメント書かれるよきっと。

あ~楽しみ。

なんて ワクワク DOKI DOKI しているのだけれども。

そんなおめでたい今日は、先日『ナイトミュージアム』 (←音出ます注意)を一人で観に行った時の話しです。

その日、混雑が予想される為、チケットは指定席で買い、おもむろにコーヒーを買い、真ん中の観易い席に着きました。

するとやや時間が経ち、左からぞろぞろファミリーが押し寄せ、

続いて右からまた新手のファミリーが押し寄せ、

私は一人サンドイッチされるような陣形と相成りました。

会場はファミリーでいっぱい・・・

そして、私の中に生まれた、このどの家族にも属していない疎外感。

両隣ではこれから始まる映画の話や、

娘や息子のはしゃぐ姿が目に映ります。

「寂しいぃ・・・」そんな疎外感丸出しの私は、この窮地を脱すべく、

どちらかの家族に潜り込む、いや、同化する事を考えました。

そして、即座に選び左の家族へ同化するのです。

私はお父さんの話を聞くフリをして、コクリコクリと頷き「へぇ~」と声を出さず口元だけを動かす。

そして、また話に合わせコクリコクリと頷き、時に笑顔を見せ、チラリと左を見る。

もうこれはどっからどう見たって私この家族の息子じゃないですか!?

いや、歳的に無理があるから親戚のお兄さん位の位置づけじゃないですか!?

完全に同化しちゃってるんですよ。

同化しまくっちゃってるんですよ。

もうこれで襲い来る疎外感から開放されたぁ~!

って思って落ち着いて映画観て、やや笑って、内容はま~たいした事無いな。

な~んて思いながら、エンドロール終わって、明かりついて、

沢山の子供達が笑顔で「面白かったね!」とか家族で話しながら去って行く姿を見た。

目の当たりにした。

私はその日、最大の疎外感を感じながら映画館を後にした。


結論:ファミリー映画は一人じゃ行かない方がよい。