恐怖の中に巣くう読書
ギャー!!
今日も病院に行って背中に埋め込まれた綿だか何だかを、
ベリベリ剥がしてまた同じ物を詰め込まれて帰って来た。
あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛悶絶地獄。
なので、この状態は一体いつまで続くのかと看護師さんに追いすがりお聞きしたところ。
看護師「う~んまだ三日目でしょ、まだまだだね」
その言葉が私の脳裏でリフレインする。
「まだまだだね」
「まだまだだね」
「まだまだだね」
「まだまだだね」
「まだまだだね」
「まだだね」
「だね」
「ね」
「・・・・・・」
「負けんな俺っ!!」
はい、そんな感じで先の見えない恐怖に怯えながら過ごしてる訳ではありますが、
そんな恐怖の毎日を送りながらも普通に読んだ本をご紹介したい。
あっ!違った!
切に。
- 舞城 王太郎
- 山ん中の獅見朋成雄
獅見朋成雄(シミトモナルオ)は背中にタテガミの生えた足の速い陸上選手、
ある日「オリンピックの強化選手合宿に来ないか?」と誘われる。
だが何かが心に引っかかる、そんな時現れた書家、
杉美圃モヒ寛(スギミホモヒカン)が間に割って入る。
「この子は俺と相撲の相手せえなあかんのやー」
そんな訳の分からないオッサンに巻き込まれながら、
二人は徐々に更なる不思議な世界へと引きずり込まれて行く・・・
みたいな感じのお話。
もう訳の分からない現実離れした展開で興味を惹かれ読み進んでしまいますが、
読後の感想はパッとしないイマイチな感じ。
全体的にもうちょっと内容を細かく書いて欲しかったな~
と思いました。
- 高野 秀行
- 怪しいシンドバッド
インドの旅の途中で騙されて無一文に。
南米へ幻の幻覚剤を探す旅に。
中国の野人を探す旅に。
コロンビアの危険地帯に潜入。
胎盤を食べる為の手はず。
などなど変わった体験オンパレードのお話。
本当に一つ一つのエピソードが風変わりで、
この人普通じゃないな。
と思わされる反面、貴重な体験をしていて羨ましい部分もあり、
旅に同行してみたいと思ってしまう。
だがきっと後悔する事は明白だろう。
普通に考えて無茶し過ぎなのだから・・・
だが、本人に危険と言う自覚がない、
高野秀行と言う人が凄いと思うのはこうい所なのだろう。
と言う事でこの本は非常に楽しく読めた。
ってな感じで最近鈍痛を背中に抱えながら読んだ本はこの二つ。
いやいや~痛みで集中が途切れるから分からなくなって何回も読み返す。
本当にめんどい、めんどい。
しかし、まだ続くのかこの治療・・・
「助けてくれ~!」
「助けてくれ~!」
「助けてくれ~!」
「助けてくれ~!」
「助けてくれ~!」
「けてくれ~!」
「くれ~!」
「れ~!」
「!」
と、絶叫した感じで今日は終わりたいと思う。