【#1】wowaka関連の入手困難なCD:ボカロ編 | キキbeya

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趣味の部屋。

・はじめまして。

 

何年か前に「wowaka関連のレアCDまとめ」為るものを作りまして。。

 

改めて見返すと説明が雑だなぁ。。

 

今じゃどれも入手困難だなぁ。。

 

と、思いまして。

 

それとついでに、、

 

放置ブログですが、最初の投稿から10年が経とうとしているので、、

 

久々に更新しようと思った次第です。。

 

そこで、ほぼ毎日フリマサイトで中古CDをチェックしている私が考え得る今現在の「wowaka関連の入手困難CD」をまとめてみました。

 

これからwowaka/ヒトリエにハマる人、もしくはコレクターの方に読んで頂けたら幸いです。。

 

以下、★の数で入手難度を表しています。

 

・・・・ 安価で入手可能

★★・・・ 価格はピンキリ

★★★・・ 高騰傾向にある

★★★★・ 高騰&品薄状態

★★★★★ 入手困難

 

入手難度は2023年現在の買取価格と出品状況を参考に付けています。とはいえ中古市場の状況は日々様変わりするので、★が少ないからといって手に入りやすい訳ではないです。逆もしかりです。ただの目安として、予めご了承ください。

 

また、以下の内容のものは除外しています。

●wowakaさんが制作に直接関わっていないもの

●wowaka曲を他者がカバー、演奏したもの

●サンプル盤等の一般流通していないもの

 

「LIVE HOUSE」 (2010年)

発売日:2010年5月9日

定価:1,000円

配信:無し

入手難度

コラボ企画から生まれた集団暴走的コンピ

ライヴP主催の企画で結成されたボカロP集団「ライブファミリー」の1stアルバム。wowaka曲は「地盤沈下」を収録。

 

同曲は「World 0123456789」にも収録されていますが、こちらは別ミックスバージョンを収録。

 

「World 0123456789」版では全体的に音が甲高く、ギター・シンセの主張が強めですが、「LIVE HOUSE」版ではギター圧は控えめに、シンセもしっとりとした調整がされています。アウトロの音色もかなり変えていますね。

 

比較的安価で入手可能ですが、出品数が限られているので言わば中古絶滅危惧種でしょうか。供給も乏しいので、今後が怪しい1枚です。加えて、ありがちなアルバムタイトルのせいで探しにくいのも難点ですね、、

 

余談ですが、アルバム一曲目の「entrance」にはwowakaさんがギターと打ち込みで担当しているパートがあります。メンバー紹介動画にて、同曲の視聴と各担当パートを確認できます。

(↓動画説明コメントより引用)

 

「LOiD-02 -postrock- LOiD's MiND」(2010年)

 

発売日:2010年3月7日

定価:2,000円

配信:無し
入手難度

新世代ポストロックコンピレーションCD

 

ネット発クリエイター達によるポストロックインスト集。wowaka曲は「delayed verb」を収録。

 

「delayed verb」は元々「World 0123456789」に隠しトラックとして収録された楽曲で、本作では新たにギターを追加し再編集した音源を収録。LOiDの公式サイトにて試聴できます。

 

 

ブックレットではなんとwowakaさんの新規モノクロイラストが拝めます。シンプルイズベスト。

 

このブログを書いていた当時はもっと安価で手に入る記憶だったんですが、最近になってじりじりと値上がってきていますね。

 

「アンハッピーリフレイン」(2011年)

発売日:2011年5月18日

定価:2,500円

配信:有り
入手難度★★

不朽不滅のモノクロバイブル

 

おそらくwowakaさんで最も有名なアルバム

ニコニコ動画で発表した全楽曲をアルバム用に新ミックス・リマスタリング。さらにDisc2には人気ボカロPがリミックスを手掛けるカバーアレンジ音源を収録。

wowaka入門に最適で最強のベスト盤です。

 

海外での人気も高く、世界的大手の音楽コミュニティサイト「Rate Your Music」『史上最高の日本の音楽アルバム』では最も評価の高いボカロアルバムとしてランクインしました。

 

wowakaファンなら持っておきたい名盤ですが、プレミア化によって中古価格は不安定な状況が続いています。

同じBALLOOMレーベル出身の「diorama(米津玄師)」は再発盤が出てるので、このアルバムもいつか復刻してくれると嬉しいんですけどね、、、

 

中古CDは高騰していますが、音源のみであればiTunes storeで配信されているので、そちらでの購入もおすすめです。

 

余談ですが、本アルバムの新曲「日常と地球の額縁」は、ヒトリエによるセルフカバーが音源化されています。当時の苦しみを思い起こすトラウマの曲だとwowakaさんは語っていましたが、バンドメンバーの熱意によってカバーが実現しました。

 

 

 

「feat.VY1」 (2010年)

発売日:2010年9月1日

定価:非売品

配信:無し

入手難度★★★

VY1を使用したスペシャルコンピレーションCD

 
2010年発売のボーカロイド『VY1 デラックスパッケージ』の特典CD。

VY1をボーカルとして迎えた書き下ろし新曲の他、付属のブックレットには楽曲毎に創作されたVY1のイメージイラストが掲載されています。

wowakaさんは「ローリンガール」のセルフカバーとそのイラスト・キャラ設定を担当。

ボーカルをVY1に変更した新ミックスバージョンの「ローリンガール」が収録されています。

 

楽曲に合わせたVY1のイメージイラストもwowakaさんが担当しているのですが...まぁVY1と言うより、まんまローリンガールです、、笑

↓以下の動画にて試聴と各楽曲のイメージイラストを確認できます。

 

かつては安価で取引されていましたが、非売品ゆえに流通が少なく、現在では入手が難しいCDの一つとなっています。

 

余談ですが、当時のインタビューでwowakaさんは「試行錯誤しながら一番かっこよく歌ってくれるようなものを一緒に作っていきたい」と発言していましたが、その後に発表した作品で、VY1がメインボーカルとして使われた曲はありませんでした。

 

(当時のインタビュー↓)

「SPiCa ReACT」 (2010年)

発売日:2010年8月14日

定価:1,000円

配信:無し

入手難度★★★

名曲「SPiCa」を12人のボカロPがアレンジ

 

tokuさんの楽曲「SPiCa」のアレンジバージョンのみを収録したアルバム。wowakaさんは「SPiCa -nopq remix-」で参加。

 

大半がテクノサウンドで占める中、このアルバムでは唯一となるギターロックを全面に押し出したアレンジで、疾走感のある爽やかな「SPiCa」を聴くことができます。

 

他にもオワタPさん、古川本舗さん、Samfreeさん、八王子Pさんなどなど個性豊かな有名どころも多く、同じ曲でも人によってはまるで別物のような「SPiCa」に変貌するので、そういった聴き比べが出来るのはこのアルバムならではの楽しみ方ですね。

 

残念ながら現在は廃盤により入手困難に。出品数も少ない為、徐々に値上がっている印象です。

 

余談ですが、wowakaさんは他にも杉山圭一さんの「恋の祈り~extend your wave~」やmonaca:factoryさんの「ロゼッタ」などのカバーも手掛けています。

wowakaさんがカバーした「ロゼッタ -krkr mix-」は公式のチャンネル動画にて視聴できます。

「アンハッピーリフレイン アニメイト特典CD」 (2011年)

発売日:2011年5月18日

定価:非売品

配信:無し
入手難度★★★

アルバム収録曲のオフボーカル音源を収録

 

アルバム「アンハッピーリフレイン」のアニメイト特典として配布されたCD。「ローリンガール」「ワールズエンド・ダンスホール」「プリズムキューブ」のオフボーカル音源を収録。

CD面には手を伸ばした女の子が描かれています。

 

アルバム用に編曲した音源を使用しているので、インストとしても聴きごたえがあります。中でも新曲「プリズムキューブ」のインストは他では聴けないので中々貴重だったり。

 

非売品特典の為、現在はプレミア化。ただ、意外にも供給は多いので入手は案外容易かもしれないですね。

 

「the monochrome disc」 (2009年)

発売日:2009年11月15日

定価:1000円

配信:無し
入手難度★★★★

全てはここから始まった

 

wowakaさんの初のアルバム。「グレーゾーンにて。」から「ずれていく」までの全7曲を収録。

 

既存曲のみの内容なので目新しい要素は無い...と思ってましたが、細かい変更が加えられています。

 

分かりやすい違いは「裏表ラバーズ」の『大概は曖昧な~』の箇所にシンバルが追加された事ですね。

 

翌年発売の「Vocalolegend」にも、このシンバルが追加された「裏表ラバーズ」が収録されています。JOYSOUNDやDAMなどのカラオケ音源もこのバージョンがベースに作られていますね。

 

ただ、アルバム「アンハッピーリフレイン」ではこのシンバルは削除されました。

 

初アルバムという記念碑的価値も相まって、中古価格は高騰しています。ここでしか聴けない新曲がある訳ではないので、購入のハードルはやや高めに思えます。


 

「World 0123456789」 (2010年)

world0123456789

発売日:2010年2月7日

定価:1000円

配信:無し
入手難度★★★★

独特な世界観を魅せる2ndアルバム

 

「積み木の人形」「テノヒラ(retake)」の他、ボーナストラックを含む新曲を多数収録した2ndアルバム。

 

一曲一曲がシンプルで短いながらも、wowakaさんらしい特徴的なメロディが多い、遊び心と実験性に富んだ異色作です。

 

隠しトラック「delayed verb」は後のインストコンピ「LOiD-02 -postrock-LOiD's MiND」にて、ギターを新たに追加した別アレンジ版が収録されています。

 

コアな人気を持つアルバムですが現在は廃盤。

本作に限らず、wowakaさんのインディーズ時代のCDは軒並み品薄状態で高額出品が絶えません、、

2000円程度で買えてた頃が懐かしい、、

 

余談ですが、ライブMCにてwowakaさんが「締め切り間近なのに半分も曲書けてない」と、アルバム制作の苦労を語っていたそうです。短い曲が多いのはその影響もあるんですかね..?

 

 

「SEVEN GIRLS' DISCORD」 (2010年)

発売日:2010年11月14日

定価:1000円

配信:無し
入手難度★★★★

バンドサウンドが増した3rdアルバム

 

ギターロックを中心とした新曲を多数収めた3rdアルバム。

 

「ローリンガール」「ワールズエンド・ダンスホール」といった代表曲は勿論のこと、アルバム「アンハッピーリフレイン」でアレンジされる前の「リバシブルドール」が収録されているのが本作の魅力の一つですね。

その他にもギターを駆使したバンド感溢れる曲が多く、wowakaさんの後年の作曲スタイルが凝縮された名作です。

 

長らく再販は無かったのですが、2019年にヒトリエのグッズ通販にて、

 

「the monochrome disc」

「World 0123456789」

「SEVEN GIRLS' DISCORD」

 

以上、3作品がこっそり再販されました。

再販分は即完売です。

 

これは私個人の予想ですが、おそらくwowakaさんの活動10周年を祝う企画の為に用意されたもので、件によって企画自体が無くなったのだと思われます。まぁその辺の真相は分かりませんが、、

 

余談ですが、コトヤマ先生の漫画作品「よふかしのうた」にて、本作の曲を含むwowaka/ヒトリエの曲タイトルがいくつか登場しました。マニアには嬉しい小ネタですね。

「アンハッピーリフレイン 特典CD」 (2011年)

発売日:2011年5月18日

定価:非売品

配信:無し
入手難度★★★★★

幻と化したもう一つの特典CD

 

「アンハッピーリフレイン」の特典として主にWonderGOO店舗などで配布されたCD。「裏表ラバーズ」「アンハッピーリフレイン」「とおせんぼ」のオフボーカル音源を収録。

CD面には座っている女の子が描かれています。

 

収録内容はアニメイト版と同じようなオフボーカル集なのであまり特筆する事はありませんが、この3曲に「とおせんぼ」が入ってるのは個人的には嬉しいですね。

 

「とおせんぼ」のニコカラ音源にはコーラスが入ってるので完全なオフボーカルとは言えませんでしたが、このCDではコーラスはバッサリカットされているので、純粋なインストとして楽しめます。

 

ただこのCD、中古市場ではほとんど見ないです。

 

そこそこ見かけるアニメイト特典に比べてこちらは極端に流通が少なく、入荷もごく稀にしか行われません。見つけたら本当にラッキーです。

 

wowakaさんについて割と詳細に書かれている海外の某百科では、アニメイト特典の記載はあってもこのCDだけ省かれていたり、

 

Amazonで上記の画像の商品を注文したらWonderGOO版ではなくアニメイト版が届いたり(筆者談)と、

 

そもそもWonderGOO版の認知度が低いのでとにかく情報収集に骨が折れます。

 

この世にレアなCDは数あれど、この中古市場への出回らなさを鑑みて、現時点で最も入手が難しいCDの一つと言えます。。

 

 

 

・・・

 

ボカロ関連は以上です。

もし情報が間違っていたり、「他にもこのCDがあるよ!」というご意見がありましたら、コメント又はTwitterなどで情報提供して頂けると幸いです。

 

次回#2は、ヒトリエ編です。

よろしくお願い致します。