「――――って、何でもう着いてんのぉぉぉぉ!?」
「何でそんなにテンションが高いの!?」
結局言えないまま病院についてしまった。
これだから後回しはやめようって心に決めたのに。
ため息をつき、何階あるのかは知らないその建物を見る。
篠原病院は総合病院で、様々な科を備えている。
あの子がいる脳神経外科もその内の一つ。
その他にもたくさんの科があり、その一つ一つのどこも最先端の医療が行われているらしい。
怪我とか病気とかあまりしない方だから、病院に行く事はめったにないからよく知らないんだよねー。
私じゃ何故か開かなかった自動ドアを通り、エントランスへ入る。
少し進むとロビーがあり、中央には大きな時計が置かれ、その周りに長いすが並べられているそこには、未だ多くの患者が呼ばれるのを待っていた。
「思っていたよりも大きいね」
「何?
田舎だからそれ程大きくないと思った訳?
残念だったね」
「別に残念とは思ってないけどさ」
夏目は苦笑いしながらも、後をついてくる。
やっぱりもったいぶっているから気になっているのかな。