マミーとアンは、ゴロゴロタイムだった。
お風呂上りのお父やんがふらっとやって来て言った。
父:「なんか楽なんだよなぁ…」
ア:「へ!?」
父:「なんとなく楽になったような気がするんだゎ…」
腰の辺りをさすっている。
ア:「え!?ホントに
だったら良かったぢゃん…でも…」お父やんは腰が悪い。腰が悪いのに、よく外仕事をする。
脊柱間狭窄症なので、長く立ってられないし、長く歩けない。足が痺れて来てしまうのだ。
だけど、せっせと草刈りや畑仕事、植木の手入れをいつもしている。
「動いてないと筋肉が落ちて、もっと動けなくなっちゃうから」と言うけれど…不器用な割りに懲り性なお父やんだから…時間がかかるし、心配になる。
狭窄症は、きちんと治すためには手術という手段しかないらしいが、お父やんの場合は…「場所が悪いから手術は難しい」と医師に言われてしまっている。
何日か前、お父やんがマミーに「2階に上がれなくなっちゃうかもしれない」と、足の痺れがココ数日酷いことを話しているのをたまたま聞いていた。
その日の夜、あたしはテレビで見た『腰痛や膝痛が楽になる体操』の話をさりげなくしてみた。
ア:「お腹のインナーマッスルを鍛えるといいらしいょ」
父:「ん?インナー…何だって?」
ア:「インナーマッスル!普段使わない内側の筋肉のこと」
ゼスチャーしつつ説明する。でも…ゼスチャーが必要なほど難しくない。
ア:「おへそを引っ込める運動を30秒、一日一回やるといいんだって」
父:「へぇ~‥コレでいいの」
ア:「10日くらい続けると、効果が出てくるって言ってたよ」
ア:「ぁ…呼吸はゆっくりね。立ってても、座ってても、寝ててもいいんだって
試しにしばらくやってみたら?」お父やんは真面目にお腹を引っ込めていた。そしてその傍らでマミーもお腹を引っ込めていた…「コレで痩せるの?」と言いながら

アンもちょっと、腹横筋を鍛えるべくやってみてるけど。
そしたら…まだ、その話をしてから二日しか経ってないのに、お父やんは「楽になった」と言っている。
父:「一日三回くらいやってみたんだけど」
効果があらわれたというよりは…たまたま調子が良くなっただけじゃないかと思ったが。
ア:「うん、続けるといいかもね
」ホントに効き目が出てくれるといいなぁ…と思うアンなのでありました。


それでも子供たちは元気だ
雲の上の空は晴れてるから」





