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昨日、かつてヤクルトスワローズで活躍し、日米通算300セーブを上げ名球会入りもしている高津臣吾投手の引退試合が行われました。

現在BCリーグの新潟アルビレックスベースボールクラブで監督兼選手として活躍されていましたが最後の登板ということで、ヤクルトの黄金時代を支えた古田敦也さんやかつて共にプロ野球を盛り上げた方々が訪れ引退セレモニーを見届けました。

昨今野球界は、メジャーリーグへの移籍や台湾、独立リーグといった環境でプレーを続ける選手が多くなって来ました。

それと同時に、引退時の扱われ方も変わって来ました。

一昔前であれば、引退と言えば本拠地最終戦で引退登板、引退打席と試合の中で区切りを付け、またセレモニーもテレビ中継されるなど大々的に扱われることが普通でした。

名球会入りし多くのファンに愛された高津選手がBCリーグで引退セレモニーを迎えるということが、昨今の日本野球を取り巻く環境を象徴しているように感じます。
ジャイアンツでエースとして活躍し、その後メジャーでもレインボーカーブと称され活躍した桑田さんも、萩本欽一さんも茨城ゴールデンゴールズと横浜ベイ・ブルースのアマチュアの試合で引退を迎えました。

日本プロ野球以外に選手が活躍できる場が増えるのはとてもいいことです。
また近年のスポーツ医学の進歩、コンディショニングやトレーニング技術の向上などにより選手生命が伸びています。
次シーズンの戦力構想からもれ、戦力外通告を受けたとしても現役続行を宣言しプレーできる環境を求め世界中を飛び回っている選手もいます。

かつて西武ライオンズで活躍したG.G.佐藤選手は今シーズンはイタリアでプレーしていました。

引き際の美学といいますが、どこでボールを置くかは選手自身が決めることです。
しかし勝つことが優先されたり、若手の育成などの球団別の事情で戦力・戦略構想から外れ、引退を迫られたり指導者への転換を促されたりします。

球団やプロ野球界に貢献した選手であればプロ野球界で引退を迎えれば、華々しくセレモニーを開き多くの人に見守られながらプロ野球界を去ることができます。

今回の高津選手の引退セレモニーはプロ野球ほどの華やかさは無くても、野球界に貢献し大きな功績を残した方への最大の賛辞だったのではないでしょうか。

これから引退を迫られる選手が多く出てくる時期となりますが、プロ野球でなければ野球ができないわけではありません。

チームに登録する際のプロ野球OBの人数は制限されていますが社会人野球やクラブチームでも硬式野球は続けられます。

育成枠などにより、プロ野球界に入る選手は増えましたが、それと同時に戦力外となる選手も増えました。

元プロ野球選手という肩書きでアマチュア野球界に戻りにくい現実もあります。
教員や外部指導者として高校野球に携わりたくても簡単にはいきません。

夢を叶える為にプロ野球界に飛び込んでも、その後のリスクを十分に考えておかないと苦しい思いをします。

野球に限らず、予めプロスポーツ界を出た後、競技続けられなくなった自分を想像し、準備しておくことで慌てずにじっくりと考えたセカンドキャリアを迎えられるはずです。

オリンピックも終わり、野球もサッカーもシーズン終盤となり、引退の二文字を目にする機会が益々増えてきます。
スポーツで培ったモノを活かすためにも、早い段階から自身のキャリアプランニングをしておくことが大切です。

私達Another Oneでは引退に備え、予め準備出来るようにサポートや啓蒙活動を続けています。