警鐘が鳴り響いた。。。
心の底で。
きっと家族のなかでだれもが聞こえたはず。
気にとめたかどうかはわからない。
深刻さのレベルはどうだ?
わからない。
判断できない。
聞こえた?
ダムが決壊した音。
なんのダム?
ダムには名前があった
水が限界まで貯水されていた
家族。
まるで家族は生き物。
家族ってゆうボリュームが最大まで膨れ上がって
破裂するまでのカウントダウン
最後の警告が聞こえたら。。。
ひずみが入ったダムの壁が
ピシピシと音を立てながらひび割れはじめ
隙間から水があふれ
塞き止めようがない。
ついにはひびからぱらぱらと破片が剥がれ落ち
壁のすべてが崩れはじめる
水が溢れた
勢いはとどまることを知らず
どんどんただ無情に溢れ流れ出す。
手の着けようがない。
これが最後
きっと最後
もうだれにも止められない
ダムが決壊した。
家族とゆう名のダムが
崩れる音。
水が溢れだす激しい爆音が砕け散ったダムの破片を虚しく流してゆくだけ。
なにも残らない。
きっと殺伐とした不安と恐怖、無機質なコンクリートの破片が取り残されたまま
過ぎたことを
なにをいまさらとたった一言で片づけるように決壊したダム
取り残されたのは人間。
醜い感情と過ぎ去った日々への後悔と憧憬
ただそれだけ
きっとそれだけ
なにをいまさら。
きっとだれかがそう言うね。
だれにも責任の所在はないのだから。
あらさがしも責任のなすりつけもムダなだけ。
だれもそんなことはしないだろう。
ただ
あのとき響いた警告にもっと早く気付くべきだったことは
いまおもっても遅いってこと。
ただひとりの心の底で鳴り響いていてもだれも気付かない。
これは警告。
だれかが鳴らした警鐘。
気付いてなにか対策を講じられるかで未来が変わる
そんな音。
ただそれだけ
きっとそれだけ