こんばんは、アナザーです。
先日、無事に母親の告別式が終わり、一つの区切りとなりました。
急な知らせでばたばたとしていましたが、少しだけ落ち着きました。
・・・もちろん心の傷はすぐには癒えず、まだまだ思い出す度に胸に
込み上げてくるものがあり、ため息の数も多いです。
「俺は平気だよ」
と言っていた父親も、式では何度も涙を流し、その姿を見ると自分も
切ない気持ちになり、涙が滲んできました。
自分自身も結構平気だと思ってましたが、意外と母親の事を考えると
胸が苦しくなります。
・・・こんなこと自分で言うのも変なんですが、どうやら私は自分以外の
人が悲しんでいる姿や、母親自身の立場に立って、どんな思いでいた
のかに想いを馳せる時、込み上げてくる気持ちが抑えられない様です。
他人の痛みに敏感と言いますか・・・感受性が強いと言いますか・・・
「そうだよね・・・辛いよね・・・」
「食べたくても食べられないって・・・辛いよね」
「どんどんと弱っていく中で、(母親は)どんな想いでいたんだろう」
そんな事を考えてしまうと、胸が張り裂けそうな想いになります。
そして、自分の無力さを嘆き、もっとこうしてあげたら良かったかな・・・
もっと何かできなかったんだろうか・・・とかを考えてしまいます。
・・・
頑固でプライドの高い母親が、一度だけ私の前で弱音を吐いた事が
あります・・・。
「早くあの世に逝きたい」
この言葉はショックでした・・・。すぐに返答できずに黙ってしまいました。
・・・ですが振り絞るように
「・・・そんな事言わないで・・・回復する様に頑張ってよ・・・」
こんな言葉が精一杯でした・・・。
内心は嵐が吹き荒れていて・・・辛くて悲しくてやるせなくて・・・
「くそっ!ほんとにどうしたらいいんだよ・・・!」
と誰にもぶつけられない想いで溢れていました。
そもそも・・・
「こんなはずじゃなかった」
今でもこの想いが強いです。
ステージⅣのガンである以上、完治の可能性は限りなく低い事は
分かってました。5年生存率も10%以下とネットでの資料を見て
理解していました。
それでも少しでも長く生きていて欲しいと願い、ガンを小さくする為に
行った抗がん剤と放射線療法。
副作用の事は考えてましたが、それでも完治の可能性が僅かでも
あるならば・・・と、母親本人は嫌がっていたのですが私と父親の
強い説得により治療を行いました・・・。
そして、放射線治療を終え、2度の抗がん剤投与を終えた後の
検査にて、医者から「ガンは小さくなってます」の言葉に喜んだの
ですが、そこから食べられなくなり・・・動けなくなり・・・と、どんどん
弱っていくばかりでした。そして、「抗がん剤の効果が抜ければだん
だんと体力も戻ってくると思います」と言う医者の言葉を信じ、何とか
少しでも食べられるものを探して体力の回復を信じていましたが、
だんだん弱っていく母親。医者の事を不審に思いつつ、でもすでに
どうする事も出来ないまま弱っていく母親の姿を見て、後悔の念が
押し寄せてきました。
人生に「たら・れば」は通用しませんが・・・でもやはり考えてしまい
ます・・・。結果論でしかありませんが、治療が寿命を縮めてしまった
のかも知れません・・・。
でも同時に考えます。もし治療をしていなかったら、食べられなく
なったり動けなくなったりは無かったかも知れないけど、ガンの転移に
よる痛みや苦しみがあったかも知れない・・・。それはそれで家族から
すれば、身を切られる思いです・・・。
どちらが良かったかなんて正解は無いんでしょうね・・・
・・・出来る事は、選んだ選択による結果を受け入れ・・・
母親にとって、それが最善を尽くした結果であった事を・・・
信じるしかないんだと思います・・・。
・・・眠る様に・・・穏やかな顔で宙(そら)に還った母親・・・。
正に旅立つその時に・・・どんな思いでいたかは想像するしかありま
せんが・・・願わくば苦しむ事無く安らかに旅立ってくれていた事を
信じたいと思います。この世で本当に苦労を重ねた母親ですから。
私自身の存在が・・・その苦労の一つであった事は想像に難くあり
ません・・・。その苦労の思い出は・・・私の心の奥底で消える事無く
息づいてます・・・。私自身が親になってから・・・子供への愛情を
知り・・・あの頃の母親の愛情に想いを馳せると涙が止まりません。
どれだけ心配をかけ・・・どれだけ悩み・・・どれだけ嬉しかったのか・・・
・・・思い返せば返すほど・・・感謝の想いで溢れます・・・☆
本当にありがとうね・・・お母さん・・・
いつもよくしゃべるお母さん・・・小さい体ながら、元気に動き回って
いたお母さん・・・お父さんへの文句は病気してても止まらなかった
お母さん・・・口ではよく怒っていたけど・・・本当は優しいお母さん・・・
わがままな私の為、無理してでもおもちゃやゲームを買ってくれた
お母さん・・・孫を連れて行くと、口には出さないけどニコニコしていた
お母さん・・・
・・・
・・・少しは親孝行出来ていたかな・・・?
・・・少しはお返し出来ていたのかな・・・?
・・・
本当にお疲れ様でした・・・色々あったけど・・・直接伝えられなかった
言葉を・・・ここで言うね・・・
あなたの子供に生まれて・・・私は本当に幸せ者でした・・・。
この世に産んでくれて本当にありがとうございました!
この生に・・・心より感謝しています☆
この先どうなるかなんて分からないけど、この生を精一杯生き抜く
事を誓います!
・・・いつまでも見守っていてね・・・☆
・・・それではさようなら、お母さん・・・
また会う・・・その日まで・・・
オレがそっちに行ったら・・・
またたくさん話を聞いてあげるからね・・・
その時は・・・お母さんの味噌汁がまた飲みたいな・・・。
じゃあ・・・暫しのお別れだね・・・
それじゃあ・・・またね・・・