叔母の容態が悪化したということで,入院先への見舞いがてら郷里に帰った。
実家には寄ってないンだけどね (^。^)y-.。o○
たまたまその病院があたしの母校(高校)の近くだったので,
最寄の駅から,昔の通学路を歩いてみる。
・・・・・・驚いた。
新しいマンションが建ったりもしていて,
多少景色が変わってはいると思うンだけど,それにしても,
ほとんど記憶がよみがえらない。
今のあたしだったら,きっと気に留める大木や,丘の上から見える海・・・
そんなものを,まったくと言っていいほどに覚えていない。
当時のあたしの関心が,
すべて自分と,惚れた男に向けられていたことに気づく。
周囲の記憶がおぼろげなのはそのせいだ。
それほどにあたしは,閉じていた。
校舎を見上げ,忘れようとしていた苦い記憶が一気に湧き上がる。
迂闊な散策を少し後悔する。