地元の特産品，牡蠣が大打撃を被ってる。
言わずと知れたノロウイルス。お気の毒としか言いようがない。
牡蠣が，たとえばノロウイルスを媒介する可能性は確かにある。
でも，そんなことは今になって言われ始めたことじゃない。
昔から生食には，それなりのリスクがあるわけで，
「無闇に数多く喰らうのはよしなさい」とか，
「子供や爺婆に喰らわすのはよしなさい」という先人の知恵も，
確かにあった。そんな，義務教育レベルの常識を忘れ，
「生食用」と書いてあるものは絶対的に安全，と勝手に思いこんだ連中が，
この期におよんで大騒ぎしてるわけ。
貧弱な「食育」の，これも１つの弊害と言っていい。
そういう意味で，お気の毒なのである。
行きつけの居酒屋の大将にあたし，
「牡蠣が安いンじゃないの？ (*^。^*)」
「さすがにこの状況じゃちょっと出せんよ。何かあったら，
すぐに店の名前を出されるしね」
「安いンでしょ？」
「・・・・・・」
「あるンでしょ？」
「生は駄目だよ」
「おいしけりゃいいわよっ ヽ(^。^)ノ」
下仁田葱と炒めた牡蠣が，王禄の「丈径」と相俟って，
美味いの美味くないのって，美味いのよっ！
っつーか，貝類って,加熱した方が絶対に美味いって。
たとえばアワビの刺身。本当に美味い？
あたしのような貧乏口にはちょっと合わないけどね (^。^)y-.。o○