元旦からネガティブなニュースばかりで
ブログの記事をどうするか、しばらく
悩んでいたんですが、ようやく決めました。
世間で波紋が広がっている出来事なので
ご存じの方もいるかと思いますけど、
先月末に人気の高い漫画家が亡くなった。
年末終わったドラマの原作者だった人で、
テレビ局サイドとトラブルになった
挙句に自ら命を絶ってしまったという。
観ていたドラマだったので、たまたま
ラインのニュースで目にしたんですよね。
評判の良いドラマだったのに、その裏で
原作者とテレビ局が揉めてたなんて
知らなくて、それだけでも驚いたんだ。
ところがさ、その翌日には原作者が
亡くなったというニュースが飛び込んで、
真相を知りたくて経緯を追いました。
原作者が亡くなってからの一週間で
波紋を広げており、関係者や同業者が
非難の声を上げているので、一視聴者に
過ぎない僕に語る資格は無いが・・・。
テレビ絡みの過去の経験を思い出し、
別の視点から書いていこうと思いました。
当ブログ初期の頃に少し書いたけど、
コロナ前まで六本木ヒルズに住んでいて、
僕はそこそこ人気のあるブロガーでね。
当時は経営している会社の業績も良くて、
飛ぶ鳥も落とす勢いがあったのさ（笑）
ブログはテレビ局の人間がチェック
しており、出演者探しに利用してるんだ。
僕にもたまにオファーが来たんですが、
六本木ヒルズの住人ということでね、
白羽の矢が立ったことがあったんです。
連絡をくれたのは番組のＡＤさんで、
その人に罪は無いのだが、オファーの
内容を見て正直、「ケッ」と思った。
ヒルズの住人を番組に引っ張り出し、
下らんことをアレコレ喋らせたいワケ。
僕はネットでは匿名で活動している
人間なので、顔出しなんて有り得ないし、
体よくオファーを断ったんですけどね。
すると、六本木ヒルズの住人を他に
紹介してくれないかとメールが届いた。
世間ではヒルズの住人は出たがりって
イメージがあるらしいが、実際には
そんな住人は僅かしかいないと思う。
余程の有名人ぐらい？テレビなんぞに
出たがるのは・・・意外にヒルズの
住人はひっそりと暮らしています。
僕みたいに、顔を知られたくない人も
少なくなかったんだよ、当時はね。
そういったことを丁寧に説明した
メールをＡＤさんに返信したのですが、
テレビ局はテレビ局で出演者探しに
難航していたようで、大変だねと。
僕がオファーを断ったのは他にも
理由があってさ、テレビの番組って
勝手に編集されちゃうんだ、断りなく。
自分が話したことがテレビ側の都合で
編集され、面白おかしく加工される。
いま波紋を広げている漫画家さんの
件も同じような構図で、原作者の
意図しない改変をテレビ側がするのさ。
漫画家のニュースを最初に知った時、
テレビなんぞに作品売らなければ
良かったのにと思ったのですが、
次々に出てくる続報で事情を知った。
出版社が映像化の権限を握っている
というか、原作者の立場は弱く、
会社に押し切られるのが往々にして
あるみたいで、同情した次第です。
テレビ局とトラブルになった原作者が
思いの外多いと知り、個人である
原作者を守る仕組みが必要では？
今回の痛ましい出来事を教訓にして、
業界の体質が変わればいいなと
一視聴者の僕は切に願っています。